シリウスステークス 中京 ダ1,900m
勝ったのは岩田望騎手騎乗の5番人気ハギノアレグリアス(牡7/四位)でした。5、6番手の内で待機していながら直線の入り口では外に持ち出して先頭に競りかけます。先に抜け出した1番人気のオメガギネスと一騎打ちになりますが最後は抜け出して重賞2勝目。シリウスSは前年の阪神競馬場での開催に続いて連覇となりました。
父キズナ 母タニノカリス(母父ジェネラス)という血統の新ひだか町の岡田スタッド生産馬。母系はカントリー牧場の馬が代々連なっており、叔父にはダービー馬タニノギムレットがいるという血統。その他にも近親には兵庫ジュニアグランプリの勝ち馬ローズジュレップもいます。
2着のオメガギネスは重賞4度目の挑戦で3度目の2着。唯一今年のフェブラリーSだけが1番人気で14着と大敗を喫しましたがそれ以外は本当に堅実な成績。ここも59kgでしたが2着を確保。59kg超えの2頭がワンツーとなりましたが、3着には最軽量の50kgのフタイテンロック。ハギノアレグリアスとは9.5kgの差ということで約10kgの差があったわけですから凄いですね。
スプリンターズステークス 中山 芝1,200m
勝ったのは西村淳騎手騎乗の9番人気ルガル(牡4/杉山晴)でした。ピューロマジックがハイペースで飛ばす中で3番手でレースを進めると直線で早めに先頭。最後はトウシンマカオ、ナムラクレアが猛追してきましたが粘りきり人馬共にG1初制覇となりました🎊
父ドゥラメンテ 母アタブ(母父New Approach)という血統の三嶋牧場生産馬。今年のシルクロードSを制して以来の重賞勝ちとなりますが、春の高松宮記念が1番人気で10着と振るわなかっただけに見事にリベンジを果たしました。4代母が名牝ミエスクという名牝系でミエスクのインクロスを4×4で持っています。3代母イーストオブザムーンはフランス2冠牝馬(1000ギニー、オークス)でジャックルマロワ賞も制覇。近親にはアルファセントーリ、アルパインスターなど欧州の名馬が数多く並ぶ血統です。ドゥラメンテ×欧州系は王道パターン✨
しかしドゥラメンテという馬はサンデーサイレンスのような種牡馬ですね。3,200mの天皇賞・春を勝つような馬も出れば、3冠牝馬も出し、ついにはスプリントG1ホースまで誕生しました。本当に早逝が悔やまれますね。
西村騎手はデビュー7年目にしてG1初制覇。今年は初G1制覇を達成する騎手が多いのが特徴ですね💡西村騎手にも何度も出資馬に騎乗してもらっているので、今後も頑張ってもらいたいですし、出資馬でも勝利を挙げてもらいたいところです。
杉山晴紀厩舎は昨年の天皇賞・春のジャスティンパレスの勝利以来のJRAG1 5勝目、地方含めて6勝目となります。昨年はリーディングも獲得しましたし、出資馬も2頭お世話になっていますがやっぱり調教師の力って重要ですよね…