東京スポーツ杯2歳ステークス 東京 芝1,800m
勝ったのは北村友騎手騎乗の1番人気クロワデュノール(牡2/斉藤崇)でした。素質馬が集まった一戦で、例年G1ホースを輩出することからも注目のG2。今年はサトノシャイニング、レッドキングリーが先行してスローの展開となりましたが、4番手から進出したクロワデュノールが直線伸びて来ると粘るサトノシャイニングを退けて勝利。5ヶ月ぶりのレースでしたが2戦2勝で重賞を制しました。
父キタサンブラック 母ライジングクロス(母父Cape Cross)というノーザンファーム生産馬でサンデーRにて5,000万円募集でした。6月の新馬戦ではアルレッキーノとの勝負を制してデビュー勝ち。今回は馬体重+24kgと成長した姿を見せましたが、今回は前有利の展開でしっかりと勝利を納めクラシック候補というところを見せつけました。母は英オークス、愛オークス2着馬。ただ2003年産ということで本馬は母が19歳と高齢での産駒。これまでは重賞2着があるアースライズが3勝を挙げており一番の活躍産駒でしたがついに重賞勝ち馬が誕生しました。
キタサンブラック産駒でこのレースを制した馬といえば名馬イクイノックス。その他にも直近では3冠馬コントレイル、ダービー馬ワグネリアンが出ている出世レースですから今後が楽しみでしかありませんね💡こんな馬を持てる会員さんが羨ましい✨
マイルチャンピオンシップ 京都 芝1,600m
勝ったのは団野騎手騎乗の4番人気ソウルラッシュ(牡6/池江)でした。内の悪い馬場を避けるように外から各馬伸びてくる中、4角10番手から3F33.6の末脚で差し切ってのG1初制覇🥇マイルCSは2022年は4着、2023年は2着と惜しい競馬が続いていましたが3度目の正直での戴冠となりました👑
印象だったのが最後の団野騎手のド派手なガッツポーズ✨ゴール版のだいぶ手前から立ち上がってのガッツポーズだったのでさすがに制裁がありそう?と思っていたらやはり5万円の制裁金がw
父ルーラーシップ 母エターナルブーケ(母父マンハッタンカフェ)という血統の下河辺牧場生産馬。半弟のディオも関屋記念2着などがあり5勝。叔父のヒラボクディープは青葉賞勝ちの実績があります。ルーラーシップは下河辺牧場さんが重宝した種牡馬で、JRAG1を制したルーラーシップ産駒は2017年菊花賞馬のキセキ、2022年朝日杯FS勝ちのドルチェモアに続いて3勝目。母父マンハッタンカフェは今年フェブラリーSのペプチドナイル、天皇賞・春のテーオーロイヤルに続いてのJRAG1 3勝目。異系の血を持つ種牡馬だけにBMSとして花が咲いていますね✨
今回は上位3頭が下河辺牧場、桑田牧場、コスモヴューファームと非社台・ノーザンの生産馬が勝利。マイル以下の距離はやはりまだ他牧場の生産馬にもチャンスは大いにあるということですね。
そして唯一の外国馬である欧州最強マイラーのチャリンも5着入着。道中はペースについていけなそうな雰囲気でしたが、最後の直線大外から猛追して上がり3Fのタイムはソウルラッシュと同じで全体2位。0.4秒の差はつけられましたが、2着とは同タイムだったので十分実力は示したと言えるのでは無いでしょうか?
心配なのは昨年の勝ち馬ナミュールです。最後は歩いての入線でC.デムーロ騎手も下馬。故障が心配されましたが、その後のキャロットの更新を確認したところ一応現状馬体に異常は無いとのこと。この後は香港遠征も予定していましたが、これは白紙に戻してそのまま繁殖入りとなりそうな予感がしますね。エリザベス女王杯では妹のラヴェルの好走がありましたが…