先週は古馬、3歳馬のダートグレード競走が2つ行われました。ただ、馬場は全く違う状況に。新潟は風で白砂が舞うほどの渇ききった状況。対して札幌は雨で不良馬場。全く異なる適性が求められた2場でした。
エルムステークス 札幌 ダ1,700m
勝ったのは武豊騎手騎乗の6番人気セキフウ(牡4/武幸)でした。後方からのレースでしたが、最後の直線では1頭だけ次元の違う末脚であっという間に差し切り。上がり3F35.5秒で上がり2位のシルトプレとは0.6秒の差。1頭だけ最後の脚が違ったことが分かると思います。これで2021年の兵庫ジュニアグランプリ以来の勝利&重賞2勝目。武豊&武幸四郎の兄弟タッグでの重賞制覇となりました🏆
父ヘニーヒューズなので昨年のフルデプスリーダーに続いての連覇。さすがダート界のディープインパクトですね。そして本馬の半兄は高松宮記念を勝ったビッグアーサー。違う父から2頭の重賞勝ち馬を出す母が素晴らしいですね。
このレースが復帰戦だったシルクのオーソリティは道中の進みは悪くなさそうでしたが、最後は後退し入線後にルメール騎手が下馬。今回も1年以上の間隔を空けてのレースでしたし、無理に現役を続ける必要も無いかと思います。重賞4勝、ジャパンカップ2着の実績がありますし、貴重なオルフェーヴル産駒の牡馬ですから種牡馬入りさせてあげたいですね。
レパードステークス 新潟 ダ1,800m
勝ったのは岩田望騎手騎乗の5番人気ライオットガール(牝3/中村直)でした。先行して上がり3位の末脚を繰り出されたら後ろからの馬は厳しかったですね。中村調教師にとっては開業2年目で初の重賞制覇。ライオットガール自身ももちろん重賞初制覇ですが、牝馬がこのレースを勝つのは第2回のミラクルレジェンド以来。既に3勝クラスでも好走している馬だったのでメンバーの中でも実績上位でしたね。
父シニスターミニスターで母マリアビスティーという血統。母の名前をどこかで聞いたような?と思っていたら半弟が今年のユニオンOCの地方募集馬にいましたね💡こちらはトビーズコーナー産駒で800万円の募集額。地方募集なのがもったいないですね。半姉が重賞馬となれば中央募集でも面白かったかもしれませんね。
1番人気のDMMのミスティックロアはブービーの大敗。初の左回りが合わなかったのかどんどん後方に置かれてしまう展開に。まぁまだまだ強い馬に揉まれた経験もありませんでしたから、ここから強くなって貰えば良いのでは無いでしょうか?
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