先週の重賞振り返り【ヴィクトリアマイル&京王杯スプリングカップ】

  • 2024年5月12日
  • 競馬

勝ったのは松山騎手騎乗の1番人気ウインマーベル(牡5/深山)でした。4番手につけたウインマーベルとは対照的に前年の覇者レッドモンレーヴは最後方待機という展開。直線は抜け出したウインマーベルにレッドモンレーヴが3F32.2秒の末脚で交わしたか?と思ったところで内から差し返したウインマーベルが勝利。昨年の1着、2着が入れ替わるという結果になりました。これで重賞4勝目。スプリンターズSで2着にもなった実力馬ですが、募集価格1,400万円とかなりリーズナブルな価格で募集された馬でしたから、出資者の方々にとっては馬主孝行な馬ですね。

父アイルハヴアナザーの代表産駒な訳ですが、あとはG1のタイトルが欲しいところ。ただ1,600mの経験は無く、1,200m-1,400mが主戦場で1,400mがベストというまさに1,400mのスペシャリストに近い馬なので活躍の舞台が限られてしまうのが残念。ただ1,600mも未経験なだけでチャレンジしてみる価値はあると思いますけどね。どうせ秋まで短距離路線も大きなレースはありませんからね。

2着のレッドモンレーヴは惜しくも連覇を逃しましたが、力は十分示しました。上がり3F32.2は強烈な末脚でした。思わず実況も勝ったと思わせるような脚でしたが最後の最後でウインマーベルが二枚腰を使ってきましたからね。こちらは昨年同様のローテーションで安田記念に向かうのではないでしょうか?

勝ったのは津村騎手騎乗の14番人気テンハッピーローズ(牝6/高柳大)でした。後方11番手からのレースでしたが直線で外に持ち出されると先に抜け出したフィアスプライドを差し切って人馬共にG1初制覇🏆津村騎手のド派手なガッツポーズが印象的でした✨

父エピファネイア 母フェータルローズ(母父タニノギムレット)という血統。社台F生産馬のG1勝利は今年既に3勝目。ベラジオオペラ、ジャンタルマンタルに続いての勝利となりました。テンハッピーローズはこれまで5勝を挙げていましたが芝1,200mで1勝、芝1,400mで4勝とマイルでの実績はありませんでしたからこの人気になっていたのでしょうね。重賞でもアルテミスSの3着があるだけで、重賞実績も足りませんでしたからね。

鞍上の津村騎手もデビュー21年目にしてG1初制覇。これまでカレンブーケドールでG1 2着がありましたがなかなかG1には手が届きませんでした。川田将雅、藤岡佑介、吉田隼人などが同期でいる中で自分だけが勝てないとプレッシャーもあったと思いますがついにやってくれましたね。個人的には相性も良い騎手ですからこのG1制覇をきっかけにますます活躍してくれると嬉しいです✨

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