先週の重賞振り返り【一年の計は”金杯”にあり 京都金杯&中山金杯】

  • 2025年1月5日
  • 競馬

1年の計は金杯にあり!ということで2025年のJRAの開幕を告げるレース東西の金杯が今年も中山は中京で開催されました。昨年は久しぶりにちゃんと京都で開催されましたが、今年は阪神競馬場の改修の影響でまた中京での開催です。

そんな京都金杯を制したのは短期免許で来日中のR.キング騎手騎乗の6番人気サクラトゥジュール(騸8/堀)でした。中団からレースを進めると、ジッと内で我慢する競馬。最後の直線では進路を探しながら馬場の真ん中に持ち出して進路が開くと一瞬のキレ味が出て粘るロジリオンを差し切り、後ろから迫るウォーターリヒトの猛追も凌いで、昨年の東京新聞杯以来の重賞2勝目を挙げました。

父ネオユニヴァース 母サクラレーヌ(母父シンボリクリスエス)という血統の谷岡牧場生産馬。母11歳の時の5番仔にあたり、近親にはサクラプレジデント、サクラヴィクトリア、サクラナミキオー、サクラアルディートなどさくらコマースの重賞を賑わせてきた馬の名前が並びます。

キング騎手とのコンビでは昨年の東京新聞杯も制していますが、その時も7番人気の伏兵扱い。今回も基本は馬券的には切った方が良い去勢明けということで人気も穴人気でしたが相当キング騎手と手も合っているのか見事な勝利でした。

勝ったのは藤岡騎手騎乗の4番人気アルナシーム(牡6/橋口)でした。1番人気のクリスマスパレードが刻んだ1000m58.7秒のペースの中、2番枠から終始内で待機。4コーナーで外に持ち出されると力強く坂を駆け上がって差し切り勝ち。昨夏の小倉芝1,800mの中京記念以来の重賞2勝目を飾りました。

父モーリス 母ジュベルアリ(母父ディープインパクト)という血統のノーザンファーム生産馬でライオンレースホースで3,400万円募集だった本馬。母ジュベルアリの6歳時の産駒で3番仔にあたり、本馬の3歳下が出資馬のポートデラメール(牝3/斉藤崇)になります。おじには種牡馬のアルアイン、シャフリヤールがいるという超良血。近親に種牡馬が2頭もいて、どちらもクラシックを制しているというのが凄いですね。

ポートデラメールはレイクヴィラファーム生産馬になっていますが、デビュー戦を快勝。その後2戦して故障してしまいましたが、馬体を成長させる良い機会ととらえて兄のように重賞を勝てるような存在になってもらいたいですね。

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