2024年の中央競馬も金杯からスタート。今年は色々と新しいことも始まる1年。各陣営良いスタートダッシュを切りたい3日間開催でした。
中山金杯 中山 芝2,000m
勝ったのは津村騎手騎乗の5番人気リカンカブール(牡5/田中克)でした。道中は4番手の内で、直線は外に持ち出されるとスッと抜け出して、最後はククナの追撃を退けて勝利。重賞初制覇となりました。開業5年目の田中克典調教師にとっても、これが重賞初制覇となりました。
父シルバーステートにとっては昨年の七夕賞のセイウンハーデス以来の産駒重賞勝利。新年早々に良いスタートを切ることができました。
本馬は5歳ですがまだ10戦。まだまだ若い馬ですから中距離路線でどういった活躍ができるでしょうか?
京都金杯 京都 芝1,600m
勝ったのは岩田康騎手騎乗の8番人気コテペティトール(牡4/中竹)でした。なんといっても最後の直線。内の狭いところをこじ開けて伸びてくるところはさすが岩田騎手という感じがしました。これが重賞初制覇となりました。
父ジャスタウェイで半兄が道悪のきさらぎ賞を制したアメリカズカップという血統です。前走の3勝クラスも9番人気の人気薄での勝利でしたが、今回も8番人気と人気はありませんせでしたが、それでも軽ハンデと鞍上の見事なエスコートもあって連勝となりました。
父ジャスタウェイの産駒がJRA重賞を勝利するのは2022年の東スポ杯2歳Sのガストリック以来と久々の勝利となりました。苦戦傾向の父ではありますが、自身もキャリアの後半に輝いた馬ですから、産駒も古馬になってからの成長に期待ですね。
フェアリーS 中山 芝2,000m
勝ったのは西村淳騎手騎乗の5番人気イフェイオン(牝3/杉山佳)でした。4、5番手からのレースでしたが、直線は先に抜け出し、マスクオールウィン、ラヴスコールとの叩き合いを制して未勝利からの連勝で重賞初制覇となりました。杉山調教師にとってもこれが重賞初勝利でした。
父エピファネイア、母イチオクノホシという血統。エピファネイアは父としての評価が下がっていますが、なんだかんだ毎世代重賞勝ち馬を輩出。そこからの活躍期間の短さが問題になっているようですがしっかりとクラシックに乗れる産駒を出すということも非常に重要だと思いますけどね。本馬の母イチオクノホシは重賞2着が2回あり、G1にも3度挑戦していたので名前は覚えていますが、産駒がサンデーで募集されているとは思いませんでした。
一口75万円の3,000万円募集ということで、この辺りの価格帯で当たりを引けると40口クラブは非常に魅力的ですよね。個人的には母父ゼンノロブロイで散々痛い目を見ているので、なかなか行きづらいところではあったと思いますが。
シンザン記念 京都 芝1,600m
勝ったのは川田騎手騎乗の3番人気ノーブルロジャー(牡3/吉岡)でした。中団からのレースでしたが、直線は大外に持ち出されると豪快に差し切り2連勝で重賞初制覇。クラシック戦線に名乗りを上げました。
ダーレージャパンが導入したパレスマリス産駒。既にジャンタルマンタルが先に重賞、G1を制していますが、数少ない日本での産駒から早くから2頭目の重賞勝ち馬が誕生しました。ちなみにパレスマリスの今年の種付け価格は350万円。日高の馬を中心に種付けされると思いますが、この勢いが続いて活躍馬がどんどん出てきてくれるのか?ただこうやって活躍馬が出た後に出資をすると大体失敗するケースが多いので、やっぱり結果が出る前に先取りしないとダメですね。
ノルマンディーにとっては2020年の秋華賞のデアリングタクト以来のJRA重賞勝利✨久々のクラブの大物かも?
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