日経新春杯 中京 芝2,200m
勝ったのは西村淳騎手騎乗の4番人気ロードデルレイ(牡5/中内田)でした。レースはメイショウタバルが単騎で逃げを打つ展開に。その中で中団9番手くらいを追走していましたが、直線に入ると2番手に。そのまま一気にメイショウタバルを捕えると、2着のショウナンラプンタに3馬身の差をつける快勝で重賞初制覇となりました🏆
父ロードカナロア 母デルフィーノ(母父ハーツクライ)という血統のケイアイファーム生産馬でロードホースクラブで3,500万円募集だった本馬。母9歳時の3番仔になります。デビュー3連勝で挑んだ2023年の神戸新聞杯は4着に敗れましたが、その後3勝クラス、リステッドの白富士Sを連勝。ここ2戦は2着でしたが、ついに重賞タイトルを手にしました。3代母がレディバラードという血統でケイアイファームの血統ですが、近親の活躍馬は他のレディバラード系よりは少ない印象でした。ロードのロードカナロア産駒は走らないと言われていましたが、年末のターコイズSのアルジーヌに続いて重賞制覇。この5歳世代のロードのロードカナロア産駒は当たりですね。
その他クラブ馬も多く出走していましたが、
マイネルエンペラー 3着
キングズパレス 6着
マイネルメモリー 7着
バトルボーン 8着
サリエラ 9着
ヴェルトライゼンデ 10着
という結果に。サリエラは6歳牝馬ということで引退も近いですが、果たしてあと1戦使うことができるか?
京成杯 中山 芝2,000n
勝ったのは津村騎手騎乗の11番人気ニシノエージェント(牡3/千葉)でした。中団後方寄りからのレースでしたが、直線早めに抜け出した1番人気キングノジョーを坂のを登り切るところで捕らえて重賞初制覇を挙げました🏆
父イスラボニータ 母ビクトリアスマイル(母父ノヴェリスト)という血統の新冠町カミイスタッド生産馬。母6歳時の2番仔にあたります。初勝利は前走12月の中山芝1,800mの未勝利戦でしたが、そこからの連勝。3代母がマルバイユということで社台ファーム生産の桜花賞馬マルセリーナや重賞3勝を挙げたグランデッツァを近親に持つ血統。イスラボニータ産駒は昨年JRA重賞を3勝挙げましたが、これで4年連続の産駒JRA重賞勝利。目立った活躍は挙げられていませんが、クラブの馬以外での産駒が成績を残しています。
ここ最近の勝ち馬はソールオリエンスやダノンデサイルなどその後クラシックを制している馬を輩出しているレースということもあり注目されましたが、人気馬総崩れになってしまいました。
ゲルチュタール 10着
インターポーザー 12着
ガルダイア 14着
ということでクラブ馬も完敗。インターポーザーはシルクで抽優を使って落選してしまった馬なので応援していたんですが残念。
あとはWootton Bassett産駒のパーティハーンも5着に敗れました。同じ父を持つエトワールⅢの23に出資しているのでどこまでできるのが気になりましたが、可もなく不可もなくという感じですね。
ブルーバードカップ 船橋 ダ1,800m
勝ったのは川田騎手騎乗の2番人気メルキオル(牡3/松永幹)でした。ダート3冠路線の開幕を告げる一線。トライアルではありませんが、賞金加算を狙ってJRAからもダートの大物候補が参戦しましたが、終始前目につけて最後は早め先頭から押し切り重賞初制覇となりました🏆
父ナダル 母サングレアル(母父ゼンノロブロイ)という血統のノーザンファーム生産馬。母はフローラSを制しており、祖母に名牝ビワハイジ、叔母にブエナビスタ、ジョワドヴィーヴルと2頭のG1ホース。叔父にアドマイヤオーラ、アドマイヤジャパンと活躍馬がずらりと並ぶ名血。本馬も芝でデビューして2戦未勝利でしたが、ダート替わりの未勝利戦を2.3秒差の圧勝。プラタナス賞も連勝でダートでは負け無しで挑んだ一戦でしたが、今回も完勝でした。
ナダル産駒はグレードレース初勝利。今年の種付け価格が1,000万円になっていますが、昨年とんでもない勝率を叩き出した馬ですがいよいよ路線も充実してきて産駒は更なる活躍を見せています。
2着も同じく松永幹夫厩舎のナダル産駒のクァンタムウェーブ。スタートでゴチャついてポジションをスムーズに取れなかったのは痛かったですね。ただこれで賞金は加算できたので、ローテーション的にも京浜盃にはスムーズに出走できるのではないかと…