先週は牝馬3冠路線の最終戦秋華賞が行われました。2020年の3冠牝馬デアリングタクトが先日引退しましたが、後を追って新たな3冠牝馬👑👑👑が誕生しました。
府中牝馬ステークス 東京 芝1,800m
勝ったのはM.デムーロ騎手騎乗の2番人気ディヴィーナ(牝5/友道)でした。初めて逃げる展開になりましたが、2番手以降を突き放してマイペースの展開に持ち込みます。直線ではルージュエヴァイユ、ライラックに詰め寄られますがハナ差だけ残しての重賞初制覇となりました。
父はモーリス、母がヴィクトリアマイル2連覇のヴィルシーナという良血。母と同じく大魔神佐々木オーナー×友道調教師のコンビ。半兄のブラヴァスも新潟記念を制しており、きょうだいでの重賞制覇。おじにシュヴァルグラン、おばにヴィブロスとG1馬が並びますし、祖母ハルーワスウィートから連なる血統は一大勢力を築き上げています。
この後はエリザベス女王杯に向かう予定とのこと。最近はマイルを使われていて、2,000mまでしか勝ち鞍もありませんがモーリス産駒は昨年ジェラルディーナが制しています。一応そのジェラルディーナも参戦予定ということで、母同士(ジェンティルドンナとヴィルシーナ)は3冠全て1、2着というライバル関係。5歳牝馬でモーリス産駒、母父ディープインパクトというところも共通する2頭ですが、果たしてどうなるのか?ディヴィーナは母の雪辱を果たすことができるでしょうか?
秋華賞 京都 芝2,000m
勝ったのは単勝1.1倍の圧倒的支持を集めた川田騎手騎乗の1番人気リバティアイランド(牝3/中内田)でした。道中は先行して、徐々に外に出すと4コーナーでは悠々と先頭に。抜け出して最後はマスクトディーヴァに詰め寄られましたが余裕があった感じでした。ジョッキーカメラでの川田騎手が語りかける様子はいつも何故か面白いですね✨お嬢さんと呼ばれいますが、いつか呼び名は変わるのか?
これで牝馬3冠を達成したのはメジロラモーヌ、スティルインラヴ、アパパネ、ジェンティルドンナ、アーモンドアイ、デアリングタクトに続いて7頭目。歴史に名を刻みました。
ドゥラメンテ産駒はこれで年間10勝目の重賞制覇。今年は種牡馬リーディングも狙える位置につけています。特に現3歳世代の活躍が目立ちますが、古馬勢にもタイトルホルダー、スターズオンアースなどが控えていますし秋の活躍が見られれば一気に1位に躍り出ることもあるのではないでしょうか?
この後はどこを選択するのか?ジャパンカップ?有馬記念?はたまた香港?来年のドバイ?ここまで間隔を空けて使っているので年内あっても1走。もしくは来年に備えるということもあるかもしれません。古馬には世界最強馬イクイノックスがいるのでぶつけるのか?避けるのか?ノーザンの考えはどうなのでしょうか?
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