ターコイズステークス 中山 芝1,600m
勝ったのは西村淳騎手騎乗の2番人気アルジーヌ(牝4/中内田)でした。中団からのレースでしたが、最後の直線では4、5頭横一線の勝負を外から差し切っての重賞初制覇でした🏆
父ロードカナロア 母キャトルフィーユ(母父ディープインパクト)という血統の新ひだか町ケイアイファーム生産馬でロードホースクラブで4,000万円募集の牝馬。祖母ワンフォーローズはロードを代表する繁殖牝馬でレディアルバローザ、エンジェルフェイス、そして本馬の母キャトルフィーユと3頭の重賞勝ち馬を輩出し、3頭とも母としても優秀な産駒を多く残しており、牝馬の活躍馬を多く出す優秀な血統ですね。本馬は前走のリステッド カシオペアSからの連勝。ロードのロードカナロア産駒は初期は全然期待はずれだったのですが、後年になってだいぶ盛り返してきましたね。
ロードの馬のJRA重賞制覇は2019年のロードマイウェイが勝ったチャレンジC以来なので約5年ぶり。ケイアイファームの良い馬はどうしてもダノックスに流れがちなので、どうしてもロードのケイアイファーム産の馬には手が出しにくい印象なのですが、久々にやってくれましたね。特にこの4歳世代はなかなかの当たり年で1億円以上の獲得賞金の馬が4頭いて、重賞勝ち馬も出ましたからね💡
朝日杯フューチュリティーステークス 京都 芝1,600m
勝ったのは川田騎手騎乗の5番人気アドマイヤズーム(牡2/友道)でした。道中は2番手追走。馬場の真ん中外めを通って早めに抜け出すと後方の馬を寄せ付けず、最後は多少流しながらも2.1/2馬身の差をつけての楽勝。スローの上がり勝負で2番手から上がり最速の末脚を使われたら後続の馬は手も足も出ませんね。重賞初挑戦がG1勝ちとなりました🥇
父モーリス 母ダイワズーム(母父ハーツクライ)という血統の社台ファーム生産馬。2023年のセレクトセール1歳セッションで1億2,650万円で取引されました。母はスイートピーSなどJRA芝中距離で4勝。オークスも6着と善戦。産駒もJRAで4勝、5勝と大きいところは獲れていないものの勝利を重ねておりましたが初めて母の産駒でビッグタイトルを獲得しました。
デビューから3戦今回と同じ京都芝1,600mを続けて使われましたが、デビュー戦こそ4着に敗れたもののそこから連勝での戴冠。直線あまりにも快勝すぎてシンプルに驚かされました。同じ勝負服のマイラーといえばアドマイヤマーズを思い出しますが、それ以上の活躍もあるかもしれませんね…
個人的には「ダイワ」の母に「アドマイヤ」の勝負服というのが懐かしいというか感慨深いというか印象的なレースでした。