おはようございます。
先週はキャロットの2頭が出走。中でもキープスマイリングはデビュー戦を迎えることになりました。
12/17 中山6R メイクデビュー(牝) ダ1,800m
キープスマイリング(牝2・武井亮)
1番人気でレースを迎えましたが、調教の様子からも不安の方が大きかったので、この1番人気は意外でした。スタートはしっかり出てくれて、追っ付けながら好位の集団に着けました。ただ道中なかなか進んでいかない様子。直線では内の狭いところを抜けて、逃げ馬を追いますが届かず、0.3秒差の2着/15頭でゴールしました。
- 22/12/17 武井厩舎17日の中山競馬では促して好位集団の中につけて進める。勝負どころで少しモタつくがロスなく立ち回り、直線で追い上げを見せるが2着まで。「精神面が一番のポイントだったのですが、考えていた以上に落ち着いていたように思います。装鞍、パドックではそのような様子だったのですが、ジョッキーが跨るとスイッチが入ることが考えられたので、パドックでは跨らせず、地下馬道にて乗せたところ、新馬としては煩い方ですけれど、追い切りのときに比べれば何とか我慢できていたように思います。ジョッキーは1週前に跨った時の印象が強かったようで、ここで勝たせて成長を促すことができる期間を設けられるようにしてあげたいという考えのもと、逃げの手を打とうと考えていたようなのですが、スタートこそ出たもののスピードの乗りが遅く、あの位置からになってしまったそうです。右モタれはなかったようなのですが、ペースが上がり出すと付いていくのに苦労していて、残り1000mあたりからは押していかないと進んでいかないくらいだったそうです。ギアチェンジに時間を要してしまうのと、キックバックを嫌がっていると言ったことがあったようなのですが、それを考えても最後は狭いところも割ってくることができていましたし、特に後半は頑張って走れていたように思います。結果がついてきませんでしたけれども内容としては悪くないので、この経験を今後に繋げていきたいですね。ただ、テンション面がどうなっていくか正直心配のほうが大きいので、様子を見ながら慎重に見極めていければと考えています」(武井師)函館ならびに美浦トレセンでは幼さを見せ、時間をかけて調整してきたところ、課題は残るもののまずまずの状態で臨むことができるかなと思える状況になりました。粗削りな面が目立ちすぎるがゆえにどういう競馬になるか不安もあったのですが、鞍上にフォローしてもらいながらも最後にじわじわと伸びてくるところを見せてくれましたし、初戦としては上々と言える内容だったと思います。ただし、メンタル面に大きな課題があっただけに、実戦を一度経験してどう変わるかという心配がないわけではありませんから、そのあたりの変化を用心深く見極めながら接して、何とかいい成績を残していければと思っています。このあとはレース後の状態を確認してからどうしていくか判断していきます。
調教で途中で止まってしまったり、ゲートから出ないなど調教でかなり幼い面を見せていてここまでデビューが遅れてしまいました。1週前の調教でもジョッキーの手に負えない程コントロールが難しい面を露呈しました。
それでもレースでは見た感じお利口に走っていたようです。1戦使った後のテンションの上がり方が心配されていますが、落ち着いているならぜひ続戦を希望です!大型馬ですし、初戦からというタイプでは無いだろうとは思っていたので、これで良い方向に気持ちが向いてくれると信じています。
ダート路線はどちらにしてもしばらくビッグレースはありませんので、まずはしっかり勝ってさらなる成長に期待したいですね。
12/18 中山12R 3歳以上1勝C 芝2,500m
ライリッズ(牡3・宮田)
スタートで若干遅れて後方からのレースに。長距離なので気になりませんでしたし、いつも通り途中で自ら動くだろうと思っていたのですが結局直線まで後方に。最後は上がり最速の末脚を使いましたが0.6秒差の6着/12頭でゴール。年内のクラス卒業は失敗に終わりました。
- 22/12/18 宮田厩舎18日の中山競馬ではゆったりとしたゲートから道中後方2、3番手を追走する。そのまま勝負どころを回ると、直線ではジリジリ脚を使うもののなかなか差が詰まらず6着。「調教の感触からはいい状態で競馬に臨めると考えていて、実際、競馬当日の雰囲気も良く、馬体重のプラスは成長分と言えるかなと思っていました。スタミナを求められる条件自体は問題ないものの、以前よりはまだ気性面のムラは少なくなっているとは言え、脚質的に出して、引いてと器用な立ち回りを求めにくい馬なので、このトリッキーな条件でいかにスムーズに直線の追い比べへ向かえるがポイントでした。ジョッキーには事前に特徴を伝えて、ある程度早めに踏んで行くイメージを持って見ていましたが、う〜ん、ちょっと大事に乗り過ぎてしまった印象ですね…。最初のコーナーで頭を上げるシーンがあったので余計に構えてしまったのかもしれませんが、さすがにあのポジションで直線となると、脚質的に厳しいですね…。ここで結果を出して来年につなげれいければと考えていただけに、申し訳なく思います。結果は出せませんでしたが、馬は時間を掛けつつ確実にいい方に成長してくれていると思いますから、また次で頑張れるように切り替えていきたいです」(宮田師)この中間の調整過程は順調で、プラス体重が示す通り馬体の張り感が増して良いデキで臨めたと思います。結果的にはジックリ構え過ぎてしまった分、この馬の持ち味を活かせず直線で差を詰め切れませんでしたが、今日の結果は決して力負けではありませんから、次こそは念願の勝利を目指していきたいものです。今後は脚元を中心に状態を確認してからどうするか判断していきます。
今回はマーカンド騎手への乗り替わりが完全にマイナスに働いてしまいましたね…
最後はしっかりと脚を使うことができていますし、乗り方一つで結果は大きく違った感があります。
本馬の適性を考えると中山開催があるうちにもう1戦使って欲しいのですが、優先権はありません。1/9に4歳以上1勝クラスの芝2,000m戦がありますが、思い切って勝ったダートに戻してこのクラスを卒業するのもアリかと!
*コメント及び写真の掲載についてはキャロットクラブより許可を得ています。