冬休み課題① シルク現3歳の勝ち上がり状況【個人的上位評価馬の現状は?】

今日から3日間は冬休みの課題シリーズとして一口馬主関連のことを掘り下げてみたいと思います💡

今日はシルクの明け3歳世代の現状の勝ち上がり状況と自身の募集時の評価について振り返ってみたいと思います。

2023年終了時点でシルクは90頭の募集馬のうち、18頭が勝ち上がっており勝ち上がり率は20%となっています。現状複数勝利を挙げている馬は4頭。

ヴィリアリート(牝3/西村)

プロミストジーン(牝3/上原佑)

エンブロイダリー(牝3/森一誠)

アメリカンビキニ(牝3/斉藤崇)

全部が牝馬ですね💡

いずれも1勝クラスを勝利しており、本年に向けては有利にレース選択ができそうですが、重賞路線での勝利は無し。ヴィリアリートとプロミストジーンとアメリカンビキニはダート路線の馬なので今後どう使い分けるのかも鍵になります。

ちなみにこれら4頭の募集時の私の評価はというと⬇️

プロミストジーン 18位タイ

ポイント的には上位1/3に入る高評価。新種牡馬ナダルの産駒で募集時の馬格もあり、後肢の踏み込みも良かったです。実際この馬には一般で申し込みをしており、漏れてしまった1頭でした。ちなみに1つ下のルヴァンスレーヴ産駒には出資に成功。ダート牝馬という点は人気を落としがちですが、本馬はデビュー2連勝。しかもオキザリス賞では牡馬相手に豪快に差し切り勝ちでしたからね💡気になるのは募集時の456kgから馬体重の成長が無いこと。これから上のクラスで戦っていくとなると牝馬で尚且つ450kg台はちょっと寂しいので冬を越しての成長に期待したいですね。

ヴィリアリート 22位タイ

上位評価の1頭。コメントメモには「ダノンレジェンドで4勝馬を出している母が優秀」、「右の踏み込み◯だが、左もう少し」とありました。募集時点で馬体重が514kgもある牝馬で、ダート馬といえども脚元が心配で申し込みはしませんでしたが、プロミストジーン同様2戦2勝。こちらはダート中距離路線で結果を残しているということでダート3冠路線を意識できるかもしれません。馬体重が530kg台と大柄な牝馬なので脚元の不安は付き纏いますね。

エンブロイダリー 22位タイ

こちらも上位評価でした。募集時のコメントメモには「踏み込みが浅すぎる」とありましたが、デビュー4戦全て上がり最速。ここまで4戦2勝で2勝目の1勝クラスは絶対に落とせないレースでしたが、そこできっちりと結果は残して賞金加算に成功しました。馬体重も490kgあり牝馬としてはサイズも大きい馬。こちらも新種牡馬アドマイヤマーズ産駒らしい仕上がりの早さが目立ちますが、桜花賞→NHKマイルCが本線でしょうか?

アメリカンビキニ 14位タイ

おそらくほとんどの方がノーマークだったのがこの馬では無いでしょうか?高額牝馬で手術歴あり。敬遠する要素がたっぷりで無風で獲得できる馬でしたが、蓋を開けてみると仕上がりも早く、新馬戦は後の重賞馬かつ全日本2歳優駿2着のハッピーマンに敗れますが、未勝利の小倉ダ1,000m戦をレコード勝ちすると、次走のヤマボウシ賞もデュアリストと並ぶ中京ダ1,400mの2歳タイレコードで連勝して、BCジュベナイルフィリーズに挑戦しました。結果はご存知の通り、ハイペースに付き合わされてしまい大敗。それでもその後は立て直して、2月のサウジダービーにも登録済みですが1/18の紅梅Sに坂井騎手で出走予定。募集時の馬体重は441kgでしたが今は500kgを超えており、想像以上に成長を見せています。

ということで2勝している4頭とも上位での評価ができていました。

では本当のトップ評価の馬たちはどうだったのでしょうか?この世代のシルクではポイント上位TOP10に11頭+追加募集1頭が入っています。

1位🥇に評価したのはサリーチェ(牝3/池添)でしたが現状4戦未勝利2着2回という成績。デビュー戦は後のファンタジーSの勝ち馬ダンツエランの4着。その後未勝利連続2着ののちに12/15の未勝利戦では骨っぽい相手に4着となっています。さすがに勝ち上がるとは思うものの現状はちょっと抜けたものは無さそう。ただ姉たちをみると牝馬は古馬になってからの方が活躍する傾向がありそうですし、馬格はあるので調整に苦労はしなそうです。

2位🥈に評価したのはメリザンド(牝3/田中博)でした。10月のデビュー戦はヤマニンブークリエの6着。想定よりも馬体の成長が見られておらずデビュー戦は440kgでした。デビュー後に骨折していたことが判明。ただ骨折時代は古いもののようで、既に15-15で乗り運動も開始。

3位🥉は話題になったアロンズロッド(牡3/国枝)でした。2億4,000万円の募集額で当時大きな話題となり、デビュー前もアーモンドアイの初仔ということで話題になりましたが、デビューから4着、2着と未勝利。高いけど良い馬に見えましたが、個人的にはアーモンドアイというよりもその父のロードカナロアが強く出ている印象でした。

ちなみに上位12頭の中で勝ち上がっているのは4位タイに評価したクレーキング(牡3/中舘)インターポーザー(牡3/高野)の2頭です。クレーキングは私の実績的には抽優を使わなければ獲れない馬だったので申し込みはしませんでしたが、抽優を使うことも悩みました。最終的にはダートだし…ということで他の馬に使いましたが新馬勝ち→ヤマボウシ賞3着→カトレア賞2着。ヤマボウシ賞では出資馬のアメリカンビキニとの勝負となり、後方から追い込むも3着まで。カトレア賞は0.1秒差で2着と惜しい競馬が続いていますが、戦った相手のその後を考えるとダートで世代の上位の力は間違いなくある馬なのでおそらくダート3冠路線で活躍してくれそう。そしてクレーキングと悩んで最終的に抽優を使ったもののハズレたのがインターポーザーでした。デビュー戦は3着でしたが、2戦目できっちりと勝利。全兄は志半ばで引退となってしまいましたが兄以上の活躍を期待したい馬ですね。

ちなみに他に上位評価した馬の中にはラトラース(牡3/中内田)もいますが、こちらはデビューから2着→3着→3着。あと一歩なんですが募集価格1億円の馬と考えると物足りないのは間違い無いですね。

ちなみに追加募集の中で最上位に評価したエジプシャンブルー(牡3/寺島)は1戦消化して未勝利引退。5,000万円の馬がこんなにあっさり引退になってしまうというのが悲しい…結果出資馬ではありませんが、出資していたらたまったもんではありませんね。ただこれも一口馬主ですからね。

シルクの募集馬の評価と現状の勝ち上がりを照らし合わせてみると下位1/3に評価した馬からは通常募集から1頭、追加募集から1頭とやはり勝ち上がりの割合は少なめ。ここは今後も手を広げなくても良いのかなぁと思います。また逆に上位評価1/3の馬からは9頭と半分の勝ち上がりが占めているのでこれ自信を持てます。上述の2勝馬もしっかりとこのゾーンから出ていますからね。

あとはこの中からどれだけ大物が出てくれるか?ですね。

結局は勝ち上がりよりも重賞馬、G1馬を引けるかどうかが鍵を握っています。シルクの場合は奇数年生まれの世代が活躍する傾向があると言われているので、その傾向からすると22年産は…となりますが、個人的には現状ポートデラメールも故障はしているもののデビュー勝ちを収めてくれましたし、アメリカンビキニはまだまだ底を見せておらず楽しみな存在ですから期待しています✨

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