冬休み課題② キャロット現3歳の勝ち上がり状況【個人的上位評価馬の現状は?】

2022年産のキャロットは中央に登録されている馬が95頭。

勝ち上がりは2024年の日程終了時点で29頭となっており、既に30%を超える勝ち上がりを達成しています。更には複数勝利を2歳のうちに挙げている所属馬も多く、

ヴィンセンシオ(牡3/森一誠)

クァンタムウェーブ(牡3/松永幹)

トータルクラリティ(牡3/池添)

この3頭でデビューから2連勝。トータルクラリティは新潟2歳Sを制して重賞馬となっています。貴重なバゴ産駒で募集価格3,000万円と決して高くはない募集価格でしたし、クァンタムウェーブに関してはNFの馬ではなく、田端牧場生産。これは目利きがすごいとしか言いようがありません。

ではこの馬たちの募集時の個人的評価はどうだったのか?

トータルクラリティ 43位タイ

コメントでは「見栄えがしない」、「体重に対して管囲が太い」と書いています。馬体重は想定していた通りの450kg台中盤から460kgくらいなので想定通りなんですが、募集時の管囲21cmということで500kgくらいまで増えてもおかしくなさそうな太さでした。別にそんなに気にすることも無かったと思いますが、そのアンバランスさが個人的に納得できなかったんでしょうね。見栄えがしないというのは何でしょうねw 今見ると立派なトモを持っていますし良い表情もしているのですが。

クァンタムウェーブ 50位タイ

コメントでは「筋肉量十分で、硬さがあるのでダート」と書いていますが、これはナダル産駒でも芝を狙えそうな馬を狙っていたからこそのコメントですね。管囲も募集時21.6cmで500kgを超える想定でしたが、実際その通り。NF生産では無いということで評価を下げていましたが、実際は他牧場生産馬でセール購入の場合は評価を上げるべきだということを近年のレーベンスティール含めて気付かされました。

一応ここまでの2頭は中位で上位から2/3以内くらいの評価。出資は前向きでは無いものの検討できるラインの馬でした。

ヴィンセンシオ 7位タイ*追加募集の為、通常募集に換算

ヴィンセンシオは追加募集だったので募集のタイミングが違いますが、通常募集時のランクに入れ直すと7位タイという上位の評価でした。実際追加募集の際にもこの馬だけには申し込みをしています。抽選結果はハズレでしたが、2戦2勝で競馬で結果を残してくれているのは嬉しいですね。コメントを見ると「コトコト歩く感じ」ということで歩き方が気になっていたようで、リアルスティール産駒は硬さも出やすいのでその辺りを気にしていたんでしょうね。

では、上位に私が評価した馬たちは2歳戦どうだったのか。

通常募集でポイント上位TOP10に入った馬は13頭いました。その中で勝ち上がっているのは

エデルクローネ(牡3/手塚) 9位タイ

カーラデマドレ(牝3/宮田) 3位タイ🥉

レイニング(牡3/国枝) 1位タイ🥇

の3頭のみと正直寂しい結果に。

まぁまだ2歳戦が終わっただけなので勝ち上がりはここからどんどん増えると思いますが、あとは大きいところを獲れるような仔が出てくるかですね。

ちなみに出資馬のトロワヴァレー(牡3/吉岡)も9位タイで上位13頭にランクイン。新馬は2着でしたが、3着以下は離していましたし、今開催中の勝ち上がりを狙います。

エデルクローネは1月の中山開催の自己条件を使う予定ということで、ここを勝利することができれば春のクラシック路線も見えてきます。レイニングは初戦が仕上がりもイマイチだった中で32.9の上がりで勝利。騎乗した戸崎騎手がドウデュースを比較対象に出すほどでしたので、今後も注目される1頭だと思います。ただNFサイドはまだまだ慎重な様子。脚元にも不安が残るようで皐月賞というよりはダービーを逆算している雰囲気を感じます。国枝厩舎のラストダービーですからね。

1位タイ評価のもう一頭は牝馬のヴィルナタール(牝3/手塚)でした。レイデオロ牝馬ですが、2世代目ということでまだギリギリ加算対象。厩舎も言うことはありませんでしたし、サイズ感も良かったのですが、コメントのメモを見ると「もう少し厚みが出てきて欲しい」といかにもレイデオロ牝馬のようなコメント。11月にゲートは合格しているもののまだ体も絞りきれていないようでちょっと時間がかかりそうですね。

3位タイ🥉には2頭。アルガムベイ(牡3/鹿戸)はデビュー戦3着でしたが、本来騎乗依頼をしていたビュイック騎手に「危ない」と断られる気性の危うさを持った馬。デビュー戦は3着まできましたが、こういう馬は初戦の後にテンションが上がって悪い方向に向くことが心配ですが、まずはリフレッシュで様子見中。

そのほか7位評価のグロスビーク(牡3/田中博)が2着2回。勝ち上がりは時間の問題だとは思うのですが、次走は2月の東京開催を目指すとのこと。こういったタイプは勝ち味に遅いですが、1回勝つことができればポンポンと勝ててしまうケースもあるのでここからの成長に期待ですね。

ポイントTOP10には入りませんでしたが、そのすぐ下のロジャリーマイン(牝3/久保田)フィドルファドル(牝3/矢作)も無事に勝ち上がっています。

個人的に驚いているのが出資は絶対しないと決めている下位1/3のラインの馬たちからも多くの勝ち上がりが既に出ていること名前はあげませんが6頭がこのラインからも勝ち上がり。上位1/3のラインからは7頭なのでほぼかわりません。ただいずれも1勝止まり。目標は勝ち上がりでは無く、大きいところを狙う馬に出資することですからね。逆に中位からは2桁の勝ち馬が誕生しており、しかも上述の2勝馬、重賞馬が誕生。今年の募集ではこの辺りの馬も積極的に狙って行った方が良いかもしれません。

今回はキャロットの22年産募集馬を振り返ってみましたが、未勝利戦はまだ9ヶ月ありますし、春のクラシックも2月までに勝ち上がれればダービー、オークスは条件次第で狙えるかもしれません。もちろんかなり厳しいハードルだと思いますが。ただ実際に昨年はヴィントシュティレ(牝4/古賀)が4月に勝ち上がり、1勝馬ながらトライアルも経ずにオークスに出走できました。登録頭数が少なかったことも影響しましたが、4月に勝ち上がってもそんなことが起こるわけですから、この2ヶ月で勝ち上がればトライアルを使うことも十分可能です。

ダービー後に振り返った時に募集時高評価した馬がどうなっているのか楽しみですし、全馬にまだまだ希望、伸び代があります✨

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