出資2歳馬の現状_6月前半② 【シルクディヴェール&レイナサグラーダ&ワスカル】

今日はまだ移動が済んでいない2歳馬の近況紹介Part2ということでシルクの馬たちです。

シルクディヴェール(牝2/杉山晴)

在厩場所:ノーザンファーム空港 担当者「この中間は週1回坂路コースにてハロン16秒ペース、週2回周回コースにて2,700mのキャンター、残りの日はトレッドミルで負荷を掛けるようにしています。依然として後ろの弱さがあるため、どうしても坂路では前に頼って走るフォームとなってしまいますし、まだまだ成長待ちという段階ですね。それでも、継続的に乗り込んでいる効果からか、中身に関してはそれなりに整っており、調教後の息遣いを聞いてもだいぶ良くなりました。騎乗担当者は『背中はとても良い』と褒めていましたので、体が出来てくればもっと動けると思います。このまま順調に進めることが出来れば、8月くらいには移動できるかなと思いますが、夏にかけての成長度合にもよるでしょう」馬体重406kg

後ろが弱いと本当に勝ち上がるのに苦労するんですよね…なので馬体重含めてしっかりと鍛えてから送り出してもらいたいですね。具体的に8月という話が出てきましたし、背中は褒められているのは良いですね。

レイナサグラーダ(牝2/小栗)

在厩場所:ノーザンファーム空港 担当者「この中間は坂路調教を週4回行っており、そのうち3回は2本登坂しています。1本目はハロン16秒、2本目はハロン15~16秒で登坂しており、残りの1回はハロン16~17秒で1本登坂しています。だいぶ動きがしっかりしてきたことから、ハロン15秒での乗り込みを始めていますが、バランスの良い綺麗なフットワークで走れています。体調面は変わらず良好ですし、脚元の異常もなく順調に進められていますから、引き続き夏頃の移動を目標に、速めのところを増やしながら、ベース強化に努めていきます」馬体重429kg

減り続けていた馬体重もここにきて持ち直して430kg近くまで来ました。早めを乗りつつ、本数もこなして増えているのは筋肉量が増えてきた証拠でしょう。G1馬の下として恥じない成績を残さなければいけませんからね。

ちなみに馬体重の推移は⬇️

生まれが遅いこともありますが、募集時の馬体重が360kg台でしたから、どこまで増えるのかの不安もありました。しかし現状430kg近くなら牝馬としては許容範囲でしょう。

ワスカル(牡2/森一誠)

在厩場所:ノーザンファーム空港 担当者「しばらくは周回コースで軽めのキャンター調整を継続していましたが、その後も左飛節の状態は安定していましたので、5月下旬より坂路調教を再開しました。最初はハロン18秒から開始して現在は徐々にペースを上げている段階です。坂路調教では後肢への負担も掛かりますが、調教後に水冷治療を行って再び腫れないように気をつけています。気性面では運動を制限していた割に煩くなるようなことはなかったものの、馬体重が示すように騎乗調教を控えた期間で、体つきはだいぶ緩んでしまいました。それなので、時間を掛けながら引き締めて行って見映えを良くしていきたいと思います」馬体重534kg

こちらは追加募集で当選。名前もワスカルに決まりました。頓挫がありましたが、その前までは順調に進められていた馬ですから、ペースを取り戻しつつ、馬体重をこちらは絞っていかなければなりませんね。

モーリス産駒5世代目の馬ということでV字回復世代ですし、近親にジオグリフがいて、モーリス産駒で4勝したアルピージャもいるので長めの距離で期待したいところですね。

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