おはようございます。
シルクの出資馬が決まってチリーシルバー21とデルフィニアⅡ21が仲間に加わりましたが、所属の厩舎も今までお世話になったことがない厩舎です。
チリーシルバー21がお世話になるのは美浦の萩原清厩舎です。
ダノンキングリーやノームコア、ロジユニヴァースなど個人馬主さんの馬でのG1勝ちが多いですがG1レーシングのルヴァンスレーヴでG1を勝っています。今年はちょっと不調でリーディング下位ですが、2016年、2018年は20位でしたし、2003年には2位という成績も残しています。
一口界隈では避けられている調教師さんのようなイメージですが、その理由は出走回数でしょうね。
全厩舎の年間平均出走回数が4.4走なのに対して萩原厩舎は3.1走と圧倒的に少ないのです。ただ社台・NF生産のクラブ馬の比率が高いこともこの数字に影響しているようにも思えます。厩舎の57%が社台系の馬ですから出し入れのやりくりが忙しいのでしょうね。
社台系の馬が多いからか勝ち上がり率も各クラブの値に近い48%となっていますし、勝ち上がりまでの出走回数も2.9回と他の厩舎と比較して圧倒的に少ないです。出走回数が少ないからこそしっかり仕上げて1戦1戦が勝負というような仕上げなのでしょうかね。
肝心のシルクの馬との相性ですが、一応勝ち上がり率は65%と他のクラブよりも良いのですが、平均の獲得賞金が1300万円ですからイマイチ良くはないです。現役ではブレイブメジャーが3勝Cで頑張っています。本馬の場合は母のチリーシルバーが萩原厩舎の管理馬として3勝を挙げていますので、その繋がりで萩原厩舎の所属となったのでしょう。厩舎のシルク代表馬となれるように頑張って欲しいですね。
デルフィニアⅡ21がお世話になるのは美浦の名門国枝厩舎です。こちらは今更説明の必要もなさそうですが、シルクではアーモンドアイが所属していました。それ以外の活躍馬も含めて毎年リーディング上位です。
他の厩舎と比べても圧倒的に馬房数が多いのが特徴ですね28馬房は平均の21馬房よりかなり多いですよね。出走回数は3.5回ですからそこまで萩原厩舎と変わりませんからやはりノーザン系の宿命ですよね。
最大の特徴はやはりクラシック出走馬、重賞出走馬輩出率ですね。5.6%の馬がクラシック出走(平均1.3%)、同じく5.6%の馬が重賞出走(平均1.4%)と大きくリードしています。
そしてやはり牝馬の活躍馬が多いのも特徴ですね。毎年国枝厩舎から期待の牝馬が出てきていますからね。2026年2月で定年を迎えるのでそれまでにダービーを獲れるかどうかが注目されていますが、強い牝馬が出ればダービー挑戦もあるかもしれませんね。
シルクでの活躍馬はアーモンドアイが大きく数字を引き上げてしまっているので獲得賞金などは参考値扱いですね。勝ち上がり率は45%ですから決して高くはありません。イメージって怖いですね。完全にアーモンドアイのイメージに引っ張られていましたが、そんなにシルクとの相性は良くないんですね。今はシルクのオープン馬はいませんしね。
デルフィニアⅡ21は第2のアーモンドアイになれるか?その他のシルクの普通の馬になるか?