5/26に日本ダービーが終了。2021年産の3歳馬たちの戦いも一区切り。自身の出資馬の成績と各クラブの3歳馬の成績を振り返ってみたいと思います。
*勝ち上がり率*
例年目標にしているのは勝ち上がり率50%という部分になります。2021年産の出資馬は以下の5頭⬇️
ベストミーエヴァー
ストロングタイズ
フルスコア
ルフトクス
ヴィントシュティレ
この中でフルスコアは未出走で引退となってしまい、いきなり1頭勝ち上がりが不可能となりましたが、ルフトクス、ベストミーエヴァー、ヴィントシュティレが勝ち上がり。この時点で3/5頭が勝ち上がりを決めてくれて60%の勝ち上がりとなっています。残るはシルクのストロングタイズになりますが、まで未デビューですからこちらの中央勝ち上がりは1、2戦の結果にかかってきます。もしシルクの3歳世代全体の勝ち上がりが微妙なら地方転出からの復帰もあるかもしれませんが、そのためにもある程度の成績は残しておきたいところ。
*成績*
上記の馬たちの成績は⬇️
ベストミーエヴァー 4戦1勝【1-1-2-0-0-0】スイートピーS(L)3着
ストロングタイズ 未出走
ルフトクス 4戦1勝【1-0-0-1-0-2】小倉ダート1,700で勝ち上がり
ヴィントシュティレ 6戦1勝【1-1-0-1-0-3】オークス18着
菊花賞にはヴァイスメテオールが出走してくれましたが、春のクラシックへの出走はありませんでしたが、今年ついにヴィントシュティレがオークスに出走してくれました。ただ2勝以上を挙げてくれた馬は不在。これはちょっと残念ですが、ベストミーエヴァーあたりは重賞でもやれる馬だと思うので秋は秋華賞出走を目指して欲しいですね。早速帰厩しているので6月の東京開催中にもう一戦してくれそうです。
*各クラブ別状況*
続いて各クラブの状況です。各指標ごとにTOP3を紹介していきたいと思います。
【総獲得賞金】
1位🥇サンデーR 175665万円
2位🥈社台RH 128744万円
3位🥉キャロット 110396万円
ここは募集頭数が多いクラブが有利ですが、サンデーはアスコリピチェーノ、レガレイラ、チェルヴィニアと牝馬が大活躍でした。逆に牡馬は思った程の活躍馬は出ず。牝馬のレガレイラが牡馬クラシックに挑戦するくらいですからね。逆に社台RHは牡馬のジャンタルマンタルがG1を2勝。世代で唯一のG1 2勝馬ですからね。キャロットは重賞馬はシックスペンスとシュトラウスのみでしたが重賞で惜しい競馬をした馬も多く、3歳OPだった馬が9頭いました。クラスの再編があるのでOPから落ちる馬も出てきますが、それだけ複数勝ちできる馬がいたのはさすがですね。
【平均獲得賞金】
1位🥇サンデーR 1930万円
2位🥈YGG 1759万円
3位🥉社台RH 1533万円
サンデーは3頭のG1ホースがいて、この3頭で6億円近く稼いでいるので大きく引き上げてくれています。中央値では1000万円弱といったところです。そして大躍進の2位はYGGです。スウィープフィートが1億2000万円稼いでいて募集が12頭しかいませんから、スウィープフィートの賞金だけで平均1000万円稼いでいることになります。中央値は830万円で、半分近い5頭勝ち上がりを決めています。社台はジャンタルマンタル1頭で3億3000万円を稼いでいて、次点のイーグルノワールが7000万円ですから、いかにジャンタルマンタルが稼いでくれたのかが分かります。中央値897万円で同じ40口のサンデーとは全体のレベルということで見るとやはり差がある結果になりました。
【勝ち上がり頭数】
1位🥇キャロット 45頭
2位🥈サンデーR 41頭
3位🥉社台RH 40頭
本家の40口クラブを差し置いて1位はキャロットが獲得。確かに個人的にもキャロットの3歳馬は2/2が価値がりを決めてくれています。しかも勝てるところをきっちり勝ってくれたという印象。ランクインできませんでしたがシルクも37頭で4位に居ます。
【勝ち上がり率】
1位🥇キャロット 48.4%
2位🥈社台RH 47.6%
3位🥉優駿HC 45.5%
勝ち上がり頭数だと募集頭数が多いクラブがもちろん有利ですが、勝ち上がり率で見てもキャロットがトップに。いかに粒揃いだったのかがよく分かります。そして社台もサンデー以上の成績を勝ち上がりという点では残しましたが、サプライズは優駿。募集11頭で5頭が勝ち上がり。プレリュードシチーは人気薄で京都2歳S2着がありました。
加入クラブで見てみるとシルクはどの指標でも社台、サンデー、キャロットに及ばず。それでもアマンテビアンコで羽田盃を制しましたし、ミアネーロも重賞勝ち。アーバンシックは皐月賞、ダービーにも出走しましたから及第点以上をあげられるのでは無いでしょうか。やはり奇数年生まれの産駒のシルクは走りますね。ということは今年の募集は重要ですね。
昨年から加入したユニオンは軒並み低調。41頭の募集で勝ち上がり6頭ですが、日高の馬でノーザンに立ち向かうというのは難しいですね。2勝を挙げている馬もいませんが実は回収率100%超えは既に3頭いるというのはそれだけ安い馬が回数を走ってくれるからということですから、これはノーザン系では無い手法です。違った意味で一口馬主を楽しめますから、デビューが待ち遠しいです。もともと世代勝ち上がり率も20-30%ですから、今年も20%のラインあたりで収まりそうですね。
問題は東サラですね。平均募集価格3149万円というのはちょうど全クラブの真ん中くらいですが、例えば同じバイヤー系のライオンと同じ水準です。ただライオンの勝ち上がり率45%に対してまだ17.6%と日高系のユニオンとも大差なし。獲得賞金の中央値で400万円いかないくらいで平均609万円という散々たる結果に。一昨年の勝ち上がり率50%で昨年が28.9%とガクッと成績を落としましたが、今年も同じ状況。ここから30%に乗せるのは相当大変ですから昨年より悪化の可能性もあります。
しかしこう見ると一口クラブもどんどん淘汰されていきそうな匂いがします。楽しみ方は人それぞれですが、勝てなければ長くは楽しめないですからね。レースの数は限られているので、パイの奪い合い。奪うにはノーザン系が苦手な舞台に絞るなどニッチな方向でなければ生き残れないのでは無いでしょうか。