🐎リリーズキャンドルの23(牝2/栗田)
25/2/1 在厩場所:ノーザンファーム空港
担当者「この中間は週4回坂路コースで乗り込みを行っており、そのうち2回は2本登坂しています。1本目はハロン16~17秒、2本目はハロン16秒で駆け上がっており、残りの2回はハロン17秒で1本登坂しています。去年の11月に跛行してしまった左トモは若干の弱さを感じるものの、ここまで順調に進められていますし、日によってはハロン15秒台まで脚を伸ばしています。気持ちは入り過ぎず良いところで収まっているのですが、これからもう一段階ペースを速めた時にガーッと行ってしまいそうな雰囲気があるので注意が必要ですね。ですが、それも本馬の良さかなと思っているので、はみ出し過ぎないように上手く良いところを引き出していきたいですね。1日2本乗る日でも飼い葉をしっかり食べていますし、健康状態に問題は無いので、この後もこの気性面が悪い方に向かないように注意して進めていきます」馬体重460kg
ハロン15秒でも乗っているようですが、気持ちの部分で入りやすくなりそうなところもあるようで、エピファネイア産駒の牝馬だけあって注意は必要です。
ただ健康状態は問題なく、飼い葉もしっかり食べられており馬体重も減っていません。
すぐにも移動という感じではありませんが、十分早期移動も視野に入りそうです。
🐎イストワールファムの23(牡2/奥村武)
25/2/1 在厩場所:ノーザンファーム早来
担当者「もう蹄の状態は特に問題無さそうでしたが、先月上旬に右トモを跛行いたしました。長引くと嫌だなと思っていたものの、翌日にはスッと治まってくれましたし、その後も痛みが出てくることはありませんでしたから、心配要らないでしょう。そうしたこともあって先月から変わらず18-18ペースを軸にじっくりと進めており、少しずつ良化を図っている段階です。それでも、乗り手は口を揃えて『父産駒のなかでも瞬発力が有って、とても良い動き』と話していて、実際に調教を見ても分かる通り、トビが大きくて柔軟性に富んだ走りをしていますから、当然期待は高まります。前向きさもあって時計自体はこれから楽に縮めることが出来そうではあるものの、まだ体も小さいですし、450kgくらいで本州へ送り出したいと考えているので、もう暫くは段階を踏んでステップアップしていく必要があるでしょう」馬体重420kg
調教ペースは遅れている組でまだ18-18ペースですが、これは育成厩舎への移動も遅れていたので致し方なし。
問題の馬体重の方も大きくは減っていないものの420kg。コメントにあるように暖かくなって450kgくらいまで馬体重も増えてから移動になるようです。
ただ騎乗者の動きへの評価は高いようですし、そういった意味では楽しみな1頭です。
🐎ムーンライトダンスの23(牡2/青木孝)
25/2/1 在厩場所:ノーザンファーム空港
担当者「この中間は坂路調教を週に4回行っており、そのうち3回は2本ずつ登坂し1本目ハロン17秒、2本目にはハロン16秒で登坂しています。残りの1回はハロン16秒~17秒で1本登坂しています。体が幼かったので早い段階からハロン16秒台の調教を始めて、そのペースをずっと維持しながら体力の向上を図っています。調教に行けば前向きさはあるのですが、普段の所作はまだ物足りなさがあるので、気持ちの面での成長が欲しいですね。そうすれば、中身も一段と変わってくるのではないかと思っていますが、幼かった体つきはここに来てメリハリが付いてきましたし、この馬なりに成長はしていますね。走りには柔軟性があっていい動きをしていますので、夏前の移動を視野に進めて行ければと思います」馬体重448kg
早い時期から16秒台の調教を課してきましたが、順調に乗り込めています。
ただまだ気持ちの面でも動きの面でも伸び代はあるようです。
具体的な移動の時期として夏前という話が出てきたので秋口にはデビューできるかもしれません。
🐎レディアンジェラの23(牡2/上原佑)
25/2/1 在厩場所:ノーザンファーム空港
担当者「この中間はリフレッシュを挟みならが、坂路調教にてハロン16秒ペースを中心に進めています。適度に前向きさがあって動きもピリッとしてきていますが、まだ緩さがある分、質という点では物足りませんね。それでも走る時と普段の様子とのオン・オフがしっかりとしていますので、かなり進めやすいですよ。あとは若干硬さが気になる時があるものの、先程も言ったように前向きさがありますし、脚元に関しては特に気になるところは無いですから、ペースはもうひと段階上げていけそうですね。ただ、フィエールマン産駒の傾向を見ていると早めからバリバリというタイプでは無さそうで早期移動の必要はありませんから、だいたい5~6月くらいの移動を目標に進めていきたいと考えています」馬体重455kg
ハロン16秒で乗れているものの、まだ緩さが課題として残っています。ただ前向きさがしっかりとあるようですし、オンオフがしっかりとできているのは良いですね。
早期移動の必要はないとのことですが、5月〜6月の移動ということで夏頃にはデビューできるのではないでしょうか?
フィエールマン産駒はなかなか期待に応えられていませんが、ちょっとこれまでとはタイプが違う馬にも見えるので期待したい馬です。
関東馬4頭は怪我もなく、イストワールファムの23以外は比較的早期の移動を目指すことができる状況。牝馬のリリーズキャンドルの23も能力は高そうですし、一番の素質馬イストワールファムの23も馬体さえ大きくなれば持っているものは光る物があるというのは騎乗者が証明していますからね。