おはようございます。
11月末から12月頭にかけて公開されたの1歳馬の状況をご紹介します。
まずは東サラ
ハイドバウンド20(牡1・尾関)
馬体重470kg、周回コースのキャンター2500mと坂路ハロン19秒での調教を開始。
→まだ背腰に弱いところがあるとのことで、これからの伸び代に期待です。気性は大人しいとのこと。6月から約60kgも体重が増えてくれているのはOK!まぁ本格化は古馬になってでしょうから焦らず、まずは勝ち上がりを目指してという感じです。
ここからはシルクです。
コーステッド20(牝1・池上)
- 2021.12.01 所有馬情報在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン16~18秒のキャンター2本、残りの日は周回コースで軽めのキャンター2,500m
担当者「引き続き屋内坂路コースと周回コースを併用しながら順調に乗り込んでいます。体力が付きハロン17秒に余裕を持って対応することが出来ていることから、この中間からハロン16秒に近いところまで脚を伸ばしています。先月はやや体調のバイオリズムが下降気味でしたが、そこを乗り越えて心身共に成長してきたことで、ゆったりと走れるようになってきていますよ。走りに力みが取れてきたことで、ストライドも伸びて体全体をしっかりと使ったフォームで動けるようになってきたように感じますね。また、馬体面ではようやく食べたものが実になってきて、馬体に幅が出てきました。ここ最近は気温が下がりつつありますが、冬毛は出て来ているものの新陳代謝は良く、状態面は先月よりも確実に上向いてきています。変わらず飼い葉食いは安定しているので、この状態を維持してトレーニングを積んでいければ、さらに馬体に幅が出て来そうですよ。今後も体調面に注意しながら、負荷を高めて心身共に鍛え上げていきたいと思います」馬体重483kg
→馬体重がここにきてしっかりと増えてきてくれました。16秒に近づいているということで順調。
サンドクイーン20(牡1・栗田徹)
- 2021.12.01 所有馬情報在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン16~17秒のキャンター1本と角馬場で軽めのキャンター、週2回周回コースで軽めのキャンター2,700m、残りの日は軽めの調整
担当者「この中間も順調に調教の強度を高めることが出来ています。現在はハロン16秒ペースまで脚を伸ばしており、終いまでしっかりとした脚取りで動けていますね。乗り手の評価は上々な馬で、調教進度も厩舎の中で1,2番目に属しているくらいなので、ここまで進めていく中で大きな問題はありません。ただ、調教が進んできたこともあり、道中で頭を振るなど少し落ち着きがない仕草を見せることが多々ありますし、まだ体付きを見ても緩さが残り心身の幼さは取れていないですので、引き続き乗り込みながらその辺りの課題をクリアにしていければと思っています。基本的には扱いやすく、ここまで坂路と周回でしっかりと鍛え上げられていますので、この調子で進めていきたいですね」馬体重474kg
→週3回坂路で16秒で、記載もあるように進んでいるグループにいるようです。成長の余地もまだありそうです。彼を1次募集で申し込んだ人間として、自分の目を確かめる意味でも頑張って欲しい1頭です。
モルジアナ20(牡1・木村哲)
- 2021.12.01 所有馬情報在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
調教内容:週5回屋内坂路コースでハロン16~20秒のキャンター1~2本、残りの日は軽めの運動
担当者「今が成長期ということもあって、少々捌きの硬さや筋肉に張りが出てきやすいことから、この中間はリフレッシュを取りながら坂路調教を進めています。そうした中でも必要なところに筋肉が付いて動きはパワフルですし、ペースを上げても走りに前進気勢があり、調教内容は非常に良いですね。また、適度に休みを挟んでいるので精神面でのトラブルはなく、これだけ継続的に乗り込めているので、先月の課題として挙げていた体力も強化されていますから、カリカリするようなことは今後も考えにくいと思います。とにかくここまでは順調に進められていますので、馬の成長を妨げないような調教メニューを組んでいき、加えて筋肉等に張りや痛みが出ないよう気を付けて進めていきます」馬体重502kg
→体力面が問題でしたが、強化されて精神的にも落ち着いている様子。褒められているのが何よりです。
全体的に見るとシルク3頭は調教が進んでいる組に属している模様で、このまま行けば3頭とも早期デビューが考えられるのではないでしょうか?東サラのハイドバウンド20は早くからというタイプではないと思っていたので想定内ですし、馬体が大きく成長してきてくれただけでもOKです。
もう12月なので半年後には早い馬はデビューしているんですよね❗️過去自分の馬ではグランデフィオーレ(牝3・藤岡)が6月にデビューを果たしました。2歳戦は勝ち上がることができれば重賞、OPの頭数も少ないですから賞金を獲得できるチャンスが広がります。ただリスクとして早くに賞金を稼ぐと、3歳の夏以降の古馬との戦いで敷居が高いところで戦うリスクもあると思います。突き抜けてOPクラスに到達できる分まで賞金を獲得できれば別ですが。それでも愛馬が2歳戦から活躍してくれるのは一つの夢ですね。
*コメントの掲載についてはシルクホースクラブより許可を得ています。