2023年シルク1歳募集馬上位評価馬の現状【サロミナ、ロザリンド、アーモンドアイ】

今回はシルクの1歳馬募集で高評価だった馬を紹介。今回も個人的評価TOP5の6頭について紹介していきたいと思います。

サロミナの22(父ドゥラメンテ)

2023.9.1 在厩場所:ノーザンファーム早来 
担当者「こちらに移動後は環境の変化に戸惑うこともなく、順調に馴致に取り組めています。現在は、週6日ウォーキングマシンでの運動とロンギ場での乗り運動を行っています。気性の危うさがある血統ですので、ここまで注意して接してきましたが、少し気難しいといった程度で、概ね問題なくロンギ場でキャンターを行えるくらい順調に進められています。新しいことを取り入れているタイミングではありますが、馬体重は増加傾向にあり、体格も良くなってきましたね。ですが、緩慢といった様子はなく、動きは機敏ですよ。今後は周回コースでの調教へ向けて、ロンギ場での体力作りに取り組んでいきます」馬体重462kg

流石の血統馬で重苦しさもなく、気性もマイナスになるほどでは無い様子。462kgということで募集時から10kgほどの増加。おそらく485kgくらいでのデビューと読んでいるので、もっと馬体重は増えると思います。

ロザリンドの22(父サトノダイヤモンド)

2023.9.1 在厩場所:ノーザンファーム空港
担当者「8月1日と早い組でこちらへ移動してきました。環境の変化にはすぐに慣れてくれたようで、体調を崩すことはなかったですし、飼い葉も食べてくれています。現在はウォーキングマシンの運動を行いつつ馴致の最終確認を行っていますが、全てに於いてスムーズに進んでいます。イヤリングからの報告通り、優等生という言葉がぴったりですね。半兄にオーソリティがいる血統馬で、それに相応しい雰囲気を持っていますから、こちらも責任を感じていますし、気を引き締めて大事に育てていきたいと思っています」馬体重425kg

早い移動で育成が進んでいますが、馬体重が募集時より減っていますね。それでもコメント的には飼い葉は食べているようですから、意外と増えないのかもしれませんね。

アーモンドアイの22(父エピファネイア)

2023.9.1 在厩場所:ノーザンファーム早来
Yearling担当者「順調に夜間放牧を継続しながら移動に向けて準備していました。移動が近かったことから、育成厩舎のスタッフに来てもらって馴致を手伝っていただき、ロンギ場で乗るところまで進めていました。賢くて受け入れが良かったですし、移動後も順調に進めていけると思います。また、運動量が増えたものの疲れることなく、馬体にメリハリも出て競走馬らしい馬体に近づいてきましたね。なお、8月21日にノーザンファーム早来へ移動しています」馬体重458kg

2億4,000万円募集という破格の値段がついた本馬。無事に育成段階に入っているようですし、馬体重もしっかり増えているのでよかったです。ちょうど中型の馬格になると思われます。

クインアマランサスの22(父ナダル)

2023.9.1 在厩場所:ノーザンファームYearling
Yearling担当者「この中間も約18時間の夜間放牧を続けることが出来ていました。ここまで運動をしっかり継続できていたので代謝が上がっており、毛艶や張り感も増してきて馬体のコンディションは更に上がってきましたね。動きは少し硬い印象ですが、ダート馬らしい芯のある動きと捉えることも出来ますし、とにかくしっかりしています。洗いや鞍付け馴致も素直に受け入れてくれてほぼ終了したことから、育成厩舎への移動に備えていましたが、先日の放牧中に背中に外傷を負って、縫合の処置をすることになってしまいました。ですから、傷口の状態がある程度落ち着いてから、移動することになります。お待たせすることになってしまい、申し訳ございません」馬体重483kg

当初は出資候補だったのですがナダル産駒でもダート寄りになりそうということで回避した馬。移動目前での外傷で頓挫。馬体重は非常に順調に増えていますね。

インヘリットデールの22(父エピファネイア)

2023.9.1 在厩場所:ノーザンファーム空港
Yearling担当者「引き続き18時間の夜間放牧を行っていました。十分な馬格を持ち合わせており、馬体に見合った豊富な筋肉量に成長してくれています。少し繊細な面がある本馬ではありますが、落ち着いている時間は長くなってきていますし、洗い馴致をスムーズに完了することが出来ました。その後は鞍付け馴致を行っていましたが、人の指示には従順で理解力もあるので、こちらも予定通りに進めることが出来ていましたよ。育成厩舎から移動の声が掛かりましたので、8月30日にノーザンファーム空港へ送り出しています」馬体重467kg

今年の抽優でハズレた本馬。クラシックを意識できる馬だと思っていたので惜しい…馬体重の増加も思っていた以上のペース。これは楽しみですね。

ギエムの22(父アドマイヤマーズ)

2023.9.1 在厩場所:ノーザンファーム空港
Yearling担当者「この中間も18時間に及ぶ夜間放牧を順調に進めることが出来ていました。また、馴致の方も洗い馴致は問題なく進めることが出来ましたし、鞍付け馴致も受け入れが早く、滞りなく進めることが出来ました。放牧地では活発に動くことが出来ていましたし、肩や臀部周りの筋肉がしっかりとしてきて、逞しい馬体に成長してくれました。他馬に対して勝ち気な性格は相変わらずでしたが、人に対しては従順ですし、育成厩舎へ移動後もスムーズに進めていくことが出来るでしょう。なお、8月30日にノーザンファーム空港へ移動しています」馬体重443kg

勝ち気な性格がちょっと問題になっているようですが、闘争心があるということで競走馬としては決して大きなマイナスではないのではないでしょうか?馬体重の増加も順調です。

シルクの上位評価馬は至って順調ですね。移動直前での外傷があったクインアマランサスの22以外はすでに育成牧場への移動も済んでいます。来年こそは3年ぶりに抽優を当てたいですね。実績は積めたのですが今年は10頭制限で思った以上にみんながバランスよく出資が叶ったようなので、そんなに上位の馬は取れないでしょうし、人気下位20位くらいまででしょうね。

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