まだ今年の出資時期まで時間はありますが、今年も出資する種牡馬を絞って優先順位をつけていきたいと思います。今回は芝のクラシック路線を狙えるような馬をピックアップしました。
その中でも今年絶対に外せない種牡馬は何と言っても無敗の3冠馬コントレイルです。
父ディープインパクトほどには無いですが牡馬にしては大きくない450kgそこそこの馬体ですが、鋭い切れ味で2歳戦から活躍。3歳時のジャパンカップでは女傑アーモンドアイに敗れてしまい、4歳時も大阪杯、天皇賞・秋と連敗を喫してしまいますが引退レースのジャパンカップでは引退の花道を見事に飾り、通算11戦8勝(G1 5勝)という成績で現役を終え、父の正統後継種牡馬として社台SSに迎え入れられます。種付け価格はいきなり1,200万円に設定。そして産駒デビュー前の今年から1,500万円に種付け価格も上昇しており、子出しの良さ、産駒の評判の良さが伺えます。
血統的にはきょうだいに重賞で活躍したような馬はいませんが、バーンフライ、サンセットクラウドがJRAで3勝を挙げています。そして祖母のFolkloreは米国でG1を2勝している実績があり、近親にもEssential Qualityがいます。
おそらくノーザン系のクラブにおいてもサンデー系以外の優秀な繁殖牝馬が配合相手に選ばれているでしょうし、海外の優良繁殖牝馬の産駒も募集されるのでは無いでしょうか?やはりせっかくクラブで出資するのであればクラシックを狙うような種牡馬の産駒に出資したいというのが改めて気持ちとして湧いてきました。おそらく1億円近い募集額になると思いますが、今年はしっかりと狙っていきたいと思います。特にシルクでは牡馬、キャロットでは牝馬ですね。
そして4年目の産駒になりますがずっと出資を狙っているものの出資ができていないサトノクラウン産駒ですね。
現役時代はどちらかと言えばドゥラメンテの影に隠れてしまいましたが、香港ヴァーズでは当時最強クラスの馬ハイランドリールに勝利。そして帰国後も宝塚記念に勝利。通算20戦7勝(G1 2勝)とムラのある成績でしたがハマった時のパフォーマンスは素晴らしいものがありました。
そして何と言っても血統面では全くと言っていいほど日本で繁栄している血を持っていません。よって繁殖牝馬を選ばずに種付けができます。しかしながら100頭を切る種付け頭数でなかなか人気が出ませんでしたが、初年度産駒からタスティエーラが誕生して、ダービー制覇。その他にもリステッド勝ち馬が2頭いますから決して偶然ということでは無いと思います。もっと繁殖の質が上がれば成績も上がってくると思います。ただこの世代は種付け価格も100万円に下がり、種付け頭数も78頭に落ち込んでしまっている世代です。そう考えるとそもそもの募集も少ないかと思いますし、質にも疑問が生まれますがもしチャンスがあるなら狙ってみたいですね。
3頭目は初年度産駒が大ブレークしたスワーヴリチャードです。
本年の1歳馬は3世代目なので成績が落ちる世代。ということもあり基本は避けておきたい種牡馬。しかも昨年の産駒の大活躍もあって価格が釣り上げられそうということもあり「可能なら」という位ですが検討はしたいです。
初年度産駒から活躍馬多数。年末にはレガレイラが牝馬ながらホープフルSを制して産駒G1初制覇も達成して見事にフェーストシーズンサイアーを獲得しました。現役時代は大阪杯、ジャパンカップと古馬になってから能力が開花しましたが、産駒は早くから活躍できているというのは非常に喜ばしいことです。
この世代はまだ種付け価格が200万円ということでお手頃に買うことはできると思われるのですが、産駒活躍の影響がどうなるのか?というところが気がかりです。本来なら来年の産駒まで200万円の産駒ですから安く手に入ると思うのですが…
そして4頭目は既に大きな結果を残しているキタサンブラックをちょっと触れておきます。
2023年産は5世代目の産駒。キタサンブラックは初年度からイクイノックス、2世代目からソールオリエンスが誕生していますが、どの種牡馬も3世代目、4世代目は成績を落とします。実際現3歳のキタサンブラック産駒はパッとしない成績。ただ5世代目からは産駒デビュー後の世代で繁殖の質も向上しているはずですし、この世代から種付け価格も種牡馬デビュー時の500万円に戻っています。今年の種付け価格は2,000万円と跳ね上がっていますから、お得に産駒に出資するなら今年がラストチャンスですね。
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