今日はシルクのアメリカンビキニ(牝2/斉藤崇)がヤマボウシ賞に出走。前走レコード勝ちの影響もあり人気になりそうですが、メンバーはなかなか揃いましたし、内枠がどう働くかが鍵🔑になりそうです。
● アメリカンビキニ ●
9.26 在厩場所:栗東トレセン
斉藤崇史調教師「25日に坂路コースで併せて追い切りを行い、道中はアメリカンビキニが追走し、古馬2勝クラスのマルチャレアルと同入しています。先週と同様に前に馬を置いて残り400mあたりから並びかけるように指示を出していましたが、騎乗した大成(団野大成騎手)は『先週よりも力みが強くて抑えるのに苦労しましたが、それでも最後は馬なりのままスッと加速することが出来ていましたし、競馬のスピードなら折り合って走ってくれそうです』とのことでした。競馬を想定して2週続けて前に馬を置く形で追い切りましたが、まずまず収まって走ることが出来ていました。今回は1,400mに距離が延びるので、いかにロスなく立ち回ることが出来るかがカギになりますが、出たなりの位置で上手く脚を溜めることが出来れば、最後までしっかり走ってくれると思うので、ここは勝ち上がりを期待したいところです」
9/19 在厩場所:栗東トレセン
斉藤崇史調教師「先週の追い切りでは、テンから少しハミを噛んでいく姿勢を見せていたことから、19日の追い切りは僚馬の後ろに付けて、途中で併せる形を採りました。レースに騎乗予定の大成(団野大成騎手)に感触を確かめてもらったところ、『ペースがゆっくりな分、前半は抑えるのに苦労しましたが、必要以上にムキになることは無かったですし、脚が溜まった分最後はしっかり伸びてくれました』とのことでした。次走は1,400mに距離が延びますし、テンからガムシャラに走ってしまうと最後は甘くなってしまうので、今回のような感じで走ることを教えておけば、レースでも上手く収まって走ってくれるはずです。馬体はもう一回り大きくなって欲しいですが、前走よりも逞しくなっていますし、その時よりも飼い葉をよく食べてくれるので、しっかり調教を積むことが出来ていますよ」
今回は調教の時から前に馬を置いて我慢をさせて最後に弾けさせるような調教をつけています。
前走から2Fの距離延長もありますし、ペースも違うので将来のことも考えてしっかり教え込むことも一つの目標になりそうです。
それでも前走日本レコードを出したスピードの持ち主ですし、斉藤先生もここは勝って次のステップを見据えていそうです。調教から自厩舎の団野騎手を乗せているということからも本気度というか、レースに向けて万全の体制を整えている感じが伺えます。
問題は1枠1番ですね。アメリカンファラオ産駒ということで気性的に揉まれ弱いところがあるので、できれば好スタートを切って先行して、前に馬を行かせながら2、3番手からの競馬ができれば理想的ですね。
勝利、もしくは2着でもおそらく兵庫ジュニアグランプリに選出される可能性が高いと思いますから、今後のキャリアを左右する上でも重要な一戦になるかもしれませんね。
競馬王 2024年 10月号 [雑誌] 価格:2979円 |