2024年9月の競馬が終了!2歳馬がデビューして4ヶ月が終了したことになりますが、芝ダートともに中距離のレースが充実してきてランキングの様相も変化してきました。
双璧をなす活躍を見せているのはアドマイヤマーズとサートゥルナーリアの2頭。アドマイヤマーズ産駒からは2勝馬が誕生。ジャルディニエがアスター賞を勝利しています。サートゥルナーリア産駒ではコートアリシアンが新潟2歳Sでトータルクラリティの2着に入りオープン入り。6月から好スタートを切っていますからこのまま年末にはG1に挑戦してくる馬も出てくるでしょうね。
次点で追うのはナダルです。芝ダート兼用で結果を残していますが、芝は短距離でダートは中距離に出ています。序盤は芝での活躍が目立ちましたが、徐々に本来のダートで活躍する産駒も登場。個人的にはポートデラメールにも出資していますし、配合によっては牝馬は芝でもやれると踏んでいたので予想通り。そんなポートデラメールもりんどう賞で牝馬相手に2勝目を狙います。
タワーオブロンドン産駒はしっかり父同様の成績を残す産駒が多く、芝1,200-1,400mでの勝ち上がりのみ。シルクの追加募集馬アーリントンロウが小倉2歳Sで3着に入りましたが、本馬は今後も短距離路線で面白そうな1頭。
そして序盤大苦戦ながらも結果を残し始めたのがルヴァンスレーヴです。当初は芝で使われる産駒も出ていて中途半端な感じになっていましたが、秋競馬が始まってダートの新馬、未勝利が充実してくると勝ち馬が4頭誕生。やはりダートの中距離戦が始まると勝ち上がる馬も増えますよね。そもそも数多くの牝馬につけられた世代ですから、活躍してもらはないと生産側からしてもとんでもないことになってしまいます。観戦しに行った日の中山競馬でも2着、3着にルヴァンスレーヴ産駒が入っていました。初年度産駒には出資していませんが2世代目ではシルクでプロミストリープの23に通常募集で出資していますから、活躍してもらはないと困りますが、こちらも芝でもやれるというようなコメントが募集時に出ているのは気になりますが…
逆に未だ全く結果が出ていないのがフィエールマンです。18頭デビューして35戦しているのですが勝ち馬なし…これは非常にまずいですね。当初は芝中距離路線も少ないのでしょうがないだろうと思っていましたが、本場開催が始まっても結果を残せず。自身が得意にした京都開催が始まったら活躍するのかも?フィエールマン産駒には期待していて、初年度、2世代目と1頭ずつ出資中。欧州ディープ系の父ですからスピードの血を補ってあげないといけないのかもしれませんね。
10月が始まると東京でサウジアラビアRC、アルテミスSと牡馬、牝馬で暮れに向けて重要な2歳重賞が組まれています。特にマイル路線を歩む馬にとっては今後に向けても大きなレースですし、来春までのローテーションを考えても、ここを勝利すると大きなアドバンテージを得ることができます。今年は出資馬の出走はありませんが、来年挑戦する馬が出てきてくれたら嬉しいですね。
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