2歳馬の近況が更新されたので今日はシルクの4頭⬇️
リリーズキャンドルの23(牝1/栗田)
在厩場所：ノーザンファーム空港
担当者「この中間は坂路調教を週に4回行っており、そのうち2回はハロン18秒で2本登坂し、残りの2回はハロン18秒で1本登坂しています。それ以外の日には周回コース2,500ｍを軽めのキャンターで乗り込んでいます。馴致を終えた頃はボテッとした印象の馬体でしたが、最近はだいぶお腹のラインがスッキリしてきましたね。運動をすることで引き締まった面はありますが、一方で飼い葉食いも細くなりやすいタイプなので、もう少し食べられるようになるといいですね。少しカッとしやすい気性ではありますが、柔らかくていいフットワークをしていますし、走っていて芯がしっかりしているのも感じます。これからもいい走り方が出来るように教えながら、背中からトモにかけてしっかり肉を付けていけるように乗り込んで行きたいと思います」馬体重453kg
前回の更新時の馬体重は470kgありましたが、NF空港での調教が進むにつれ馬体が引き締まってきたのと、それに伴って食が細くなってしまって一気に減ってしまいました。気性の方はいかにもエピファネイア産駒の牝馬という感じはしますが、競走馬としては前向きな方が良いと思いますし良い方向に向いていって欲しいですね。
イストワールファムの23(牡1/奥村武)
在厩場所：ノーザンファームYearling
Yearling担当者「現在は約8時間の日中放牧を中心とした調整を行っています。以前痛めた左前の蹄は順調に回復しており、運動を進めていても特に気にする素振りを見せることはありません。運動制限を行っていた為、他馬に比べると体力面は劣ってしまいますが、常に毛艶の良い状態を保つことが出来ており、本馬の内面の強さを感じます。以前と同様に洗い等の初期馴致もスムーズに行うことが出来ています。今後は蹄の状態をこまめに観察しながら、状態に応じて運動の強化を図っていきたいと考えています」馬体重400kg
こちらはまだイヤリング段階。左前の蹄の問題も順調に回復。育成は他馬より遅れてしまっていますが、馬体的にも今焦っても良いことはないでしょうし、まずは中身を充実させたいですね。なんとかあと50kgは馬体重を増やしてもらいたいところですが…
ムーンライトダンス(牡1/青木)
在厩場所：ノーザンファーム空港
担当者「この中間は週1回坂路コースでスクーリングを2本行っています。坂路コースで乗る段階まで進められていますが、乗っている感触は体や気性面含めてまだ幼いですね。移動時と比べると体はしっかりしてきたと思いますが、まだ小さいですし、成長を促していきたいですね。また、元気はありますし、前向きさもありますが、遊ぶところがありますから、人の指示に意識が向くように教えていきたいですね。なお、首回りに皮膚病が出来てしまいましたが、程度としてはそこまで酷くないので問題ありません。疲れも見せず取り組んでくれていますが、あまり詰め込み過ぎて気持ちに余裕が無くなってはいけませんから、タイミングを見て一息入れることも検討しています。この後も状態を確認しながら進めていきたいと思います」馬体重435kg
気持ちの面が問題になるアルアイン産駒が多い中で、本馬は比較的前向きで元気な様子。まだまだ馬体的にも幼さは隠せないですが、冬から春にかけてグイッといって欲しいところです。母高齢なので怪我などには気をつけたいですが、今のところは大きな心配はなさそう。
レディアンジェラの23(牡1/上原佑)
在厩場所：ノーザンファームYearling
Yearling担当者「順調に夜間放牧を消化していましたが、虫が大量発生したことから、日中放牧にしていました。その代わり運動量が下がらないように、ウォーキングマシンとロンギ場の運動を取り入れて対応していました。筋肉の張りや艶が落ちることなく、状態面は良好でしたね。鞍付けなどの馴致はスムーズに受け入れてくれて、精神面でもまた一つ大人になった印象を受けていました。虫が少なくなったタイミングで夜間放牧を取り入れたいと考えていたものの、育成厩舎への移動の声が掛かったことから、9月30日にノーザンファーム空港へ送り出しました。なお、移動前の馬体重は457kgでした」
状態も良好だった為に9/30にNF空港へ移動。苦戦が続く父の産駒の救世主になれるか…母系にはスピードの血が流れるのでこれまでのフィエールマン産駒とは違った色が出せそう。馬体重も右肩上がりでこれで調教を進めても同じ傾向なら良いですね。
シルクの残り1頭のプロミストリープの23は次回のキャロットの2頭と一緒にご紹介したいと思います。