今日はシルクのプロミストリープの23とキャロットの2頭の10月の近況についてご紹介⬇️
プロミストリープの23(牝1/藤野)
在厩場所:ノーザンファーム空港
担当者「移動してきてから行っていたロンギ場での馴致をひと通り終えましたので、この中間にはスクーリングを兼ねてコースで騎乗しました。坂路1本をハロン20秒で登坂して、別の日には周回コースでキャンター2,500mを行いました。人が跨っての運動を始めてからの期間がまだ浅いですから、動きはややもっさりとした印象で機敏さには欠けますが、これから運動を継続していけば素軽さと共に前向きさも出てくるでしょう。脚元に関しては全然問題ありませんが、少し皮膚病が出て疲れを感じさせることもありますので、適度に休養を挟んだりトレッドミルを用いたりして進めて行きたいと思います。また、飼い葉の心配は無くて馬体にも幅が出てきた印象です」馬体重422kg
若干皮膚病が出てきたのは多少の疲れの影響でしょうが、ここからトレーニングを積んで内面を強くしていきたいですね。半姉が見事にデビュー勝ちを決めましたし、父の産駒も徐々に結果を残し始めたので期待が高まります。
スペクトロライトの23(牝1/杉山佳)
24/9/30 NF空港【馬体重:450キロ】
現在はロンギ場でのフラットワークを開始しており、併行して調教コースのスクーリングを行っています。標準サイズではありますが、見た目にもしっかりと幅があって、ボリューム感のある馬体つくりです。筋肉の質感は良く、骨量も十分です。柔軟性の高さを感じさせる身のこなしであるにもかかわらず、パワーを有しているあたりに血統が出ている感があります。かなり我が強いので丁寧に馴致を進める必要はありますが、ここ最近はゆっくりではあるものの洗いや鞍付けも受け入れられるようになってきました。
ツアーの直後にNF空港に移動。サイズ感的には標準ぐらいでありながら、ボリューム感、幅、筋肉の質なども良さそうとのこと。気性も我の強さがあるようなのでそこはうまくコンタクトが取れるようにして良い方向に向けていきたいですね。
エトワールⅢの23(牝1/高野)
24/9/30 NF空港【馬体重:482キロ】
現在はロンギ場でのフラットワークを開始しており、併行して調教コースのスクーリングを行っています。継続して運動をこなしてきたことで体の使い方が上手くなり、トモの踏み込みも一段と良くなりました。馬体は雄大で牝馬らしからぬ逞しい見た目へと成長を遂げました。賢さのある馬で各馴致をスムーズにこなしており、この分であれば今後のトレーニングもスムーズに進めていくことができるでしょう。
元々素晴らしい馬体でしたが逞しさも増し、トモの踏み込みも良化。調教もスムーズ。順調そのものですから、早期デビューに向けてとても良いスタートを切れています。ウートンバセット産駒は先日ジャックオダモがデビューしたものの芝2,000mで12着。ただ本馬の方がスピード優位の血統ですから、一概にウートンバセットが日本でダメということは無いでしょうね。
キャロットはどうしても募集の時期とツアーの関係でシルクよりは調教の進度が遅れてしまうのですが、順調なエトワールⅢの23でもまだ坂路に入れていないですからね。早くデビューできればそれだけチャンスも増えるので、やはり早期デビューが魅力的ですよね✨