レディスプレリュード 大井 ダ1,800m
勝ったのは川田騎手騎乗の1番人気グランブリッジ(牝5/新谷)でした。7頭立の5番手追走。最後は粘るアイコンテーラーをアタマ差で差し切って交流重賞5勝目を挙げました。
父シニスターミニスター 母ディレットリーチェ(母父ダイワメジャー)という血統の新ひだか町 金舛幸夫牧場の生産馬。2代母ブロンコーネは2006年のフローラS2着馬。さらに遡るとビクトリアクラウンはG1になる前のエリザベス女王杯を2度制しており、元は千代田牧場の系譜。今回の勝利までの間にJBCレディスクラシック、川崎記念を含む5度の2着があります。
しかし牝馬の交流重賞のJRA勢のマンネリ化がすごいですね😅
アーテルアストレア、アイコンテーラー、ライオットガール、グランブリッジは牝馬限定の交流重賞だと必ずいませんか?というレベル。それだけ牝馬でダートでオープンまで上がってくるのは難しいということだと思いますし、この辺りの馬が賞金を持っているのでその下の馬が出られないというループが続いてしまうのでしょう。ここまで行き切れれば馬主としては良いのですが、その下の馬にとってはたまったものではないのでダートの牝馬は嫌われますよね…
ジャパンダートクラシック 大井 ダ2,000m
整備されたダート3冠路線の最終戦、勝ったのは坂井騎手騎乗の1番人気フォーエバーヤング(牡3/矢作)でした。2番手追走から直線早めに抜け出すと独走態勢に。最後はミッキーファイトに詰められましたが、それでもだいぶ余裕を持っての勝利。Jpn1 2勝目となりました。
父リアルスティール 母フォエヴァーダーリング(母父Congrats)という血統のノーザンファーム生産馬。日本でのレースは昨年12月の全日本2歳優駿以来ですが、帰国初戦を見事に勝利で飾りました。これまでは門別、大井、サウジ、UAEで重賞を制覇し世界を股に懸けてきました。本馬アメリカのケンタッキーダービーでも大健闘の3着。しかもハナ、ハナの差でしたから、本当に勝利を掴みかけました。
再整備されて初のダート3冠路線は結果的に
羽田盃 アマンテビアンコ
東京ダービー ラムジェット
JDC フォーエバーヤング
と3頭で1冠ずつを分ける形となりました。
3頭が直接対決をすることはありませんでしたが、したらどうなっていたのかは気になるところ。それは来年以降に見られるのか?
東京盃 大井 ダ1,200m
勝ったのは横山典騎手騎乗の4番人気チカッパ(牡3/中竹)でした。馬群の中に入ってのレースでどこに持ち出すのかと見ていましたが、直線で間が開くとそこを突いて鋭く伸びて北海道スプリントCからの重賞連勝となりました。
父リアルスティール 母ユニキャラ(母父Into Mischief)という血統の新ひだか町サンデーヒルズの生産馬。リアルスティール産駒は直近で大活躍。レーベンスティール、そして上述のフォーエバーヤング、本馬と重賞勝利を積み重ねています。すでに社台SSからは退厩してしまいましたが、出てから産駒が活躍するというのがなんとも皮肉。ただこれだけダートで走ってくれるのはむしろ社台、ノーザン系以外の生産牧場にとってありがたいのかもしれませんね。
去年の今頃はまだ本馬は未勝利。10/21の2歳未勝利で5戦目にして初勝利を挙げ、年内7戦2勝という成績を残していました。3歳秋で既に12戦走っているタフネスですが、この路線はそんなにレースが無いので今後はペースが落ちると思いますが、この後はJBCスプリントかカペラSを予定。