先週の重賞振り返り【秋華賞 & 府中牝馬S & マイルチャンピオンシップ南部杯】

  • 2024年10月14日
  • 競馬

勝ったのはルメール騎手騎乗の1番人気チェルヴィニア(牝3/木村)でした。セキトバイーストが飛ばす展開の中で中団からレースを進めます。他の有力どころのステレンボッシュ、クイーンズウォークが出遅れて後方からのレースとなり後手を踏むことになりましたが、比較的順調にレースを進めると、直線前が開いてからは弾けるように伸びて楽勝。オークスに続いての2つ目のG1タイトルを獲得しました🏆🏆

父ジャービンジャー 母チェッキーノ(母父キングカメハメハ)という血統のノーザンファーム生産馬でサンデーRで一口100万円の4000万円で募集。桜花賞は調整不足と展開の不利&テン乗りのムルザバエフ騎手ということもあって13着に大敗しましたが、それ以外は新馬戦の2着こそあったものの6戦4勝でG1を2勝ですから素晴らしい成績。ハービンジャー×キンカメのニックス配合かつ活躍馬が多いハッピートレイルズ牝系で4,000万円はだいぶお得だったかもしれません。

そのチェルヴィニアがデビュー戦で敗れたのが今回の2着馬ボンドガール。未だその新馬戦以来勝利はありませんが重賞/G1での2着が4回。こちらもNHKマイルCでの17着はありましたが、安定した成績。最強の1勝馬になりつつありますね。

3着のステレンボッシュは出遅れもありましたし、最後の進路取りも苦労して内を選択しながら3着まで来たのは地力の高さですね。決して評価が落ちることは無いでしょうね。

3番人気だったクイーンズウォークは出遅れた後に果敢に動いたことも影響して離されたシンガリ負け。G1になると馬券圏外になってしまうのですが、今回は流石に負け過ぎですし度外視した方が良いのかもしれません。

勝ったのはルメール騎手騎乗の2番人気ブレイディヴェーグ(牝4/宮田)でした。道中は後方から進めると、最後の直線では外から鋭く伸びて1番人気のマスクトディーヴァと交わし、シンティレーションの追い込みも寄せ付けずゴール。11ヶ月ぶりのレース&唯一の57kgだったにも関わらず圧勝でした。

父ロードカナロア 母インナーアージ(母父ディープインパクト)という血統のノーザンファーム生産馬でサンデーRでこちらも1口100万円の4,000万円での募集でした。叔母に2冠牝馬のミッキークイーンがいて、いとこにはミッキーゴージャスやエピファニーがいる中距離で結果を残していた血統。昨年のエリザベス女王杯以来11ヶ月の休みを挟んでの連勝。通算6戦4勝。連覇を賭けたエリザベス女王杯ではレガレイラとの勝負になるので、ルメール騎手がどちらを選ぶのかも見ものです。

2着には10番人気のシルクのシンティレーションが入りましたが、こちらもロードカナロア産駒。前走が11番人気での3勝クラスの勝利でしたが、フロックでは無いというところを見せつけましたね。

勝ったのは坂井騎手騎乗の単勝1.1倍の圧倒的1番人気に支持されたレモンポップ(牡6/田中博)でした。ハナを切ると終始2番手の今年のフェブラリーSの覇者であるペプチドナイルに突かれながらの展開に。それでも最後まで抜かせずにゴールし連覇を達成しました。

父Lemon Drop Kid 母Unreachable(母父Giant’s Causeway)という血統の米国産馬でゴドルフィンの所有馬。Kingmambo系は日本ではなんといってもキンカメがいますが、こちらの系統も日本で反映していってくれたら良いですね。ここまで本格化してからは日本では負けておらず、ドバイやサウジなど海外では敗れており内弁慶なところはありますが、国内での強さは変わらず。ただ昨年との着差の違いが気になるところ。メンバーも違うので一概には言えませんが、秋は新興勢力の台頭もあるかもしれませんね。

2着のペプチドナイルは惜しい競馬でしたがレモンポップを交わすことはできず。3着のキタノヴィジョンは11番人気の低評価でしたがペプチドナイルから5馬身離されたものの穴をあけました。

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