先週の重賞振り返り【京王杯2歳S&ファンタジーS&アルゼンチン共和国杯&みやこS】

  • 2024年11月3日
  • 競馬

雨の降る中のレースでしたが、勝ったのは松山騎手騎乗の8番人気パンジャタワー(牡2/橋口)でした。最後の直線ではマイネルチケットとの激しい競合いとなりましたが、外から差し切って重賞初勝利となりました。

父タワーオブロンドン 母クラークスデール(母父ヴィクトワールピサ)という血統の新ひだか町チャンピオンズファーム生産馬。父タワーオブロンドン産駒はJRA重賞初勝利。父自身も制しているレースなので父子での制覇となりました。2代母がアコースティクスというソニンク牝系の馬でおじには不良馬場の日本ダービーを制したロジユニヴァースがいる血統。ということで私が出資していたシルクのスティクスとはいとこ同士ということになります。

未勝利馬ながら2歳オープンクラスに在籍するクラスペディアは5着。今回は賞金加算とはなりませんでしたが、1勝クラスの平場に出たら簡単に勝ってしまいそうですが、そうすると最強の未勝利馬のアイデンティティは失われますw そもそもこのアイデンティティを維持するには重賞で2着を獲り続ける必要があるので勝つより難しいと思いますし、馬主さんからしたら勝って欲しいでしょうからね。

レース史上初めての不良馬場でのレースとなったレースを制したのは団野騎手騎乗の4番人気ダンツエラン(牝2/本田)でした。最後の直線では内のモズナナズター、真ん中のベルビースタローンとの大瀬戦でしたがハナ差の勝負を制して重賞初制覇となりました。

父ロードカナロア 母ミスチヴァスミスティ(母父Into Mischief)という血統の浦河町の宮内牧場生産馬。新馬戦を勝利して前走のりんどう賞では1番人気に推されるも3着。今回は人気を多少落としましたが接戦をものにしました。ちなみに2023年産はコントレイルがつけられているように宮内牧場さんの期待の繁殖の子になると思います。しかもそこからきっちりと重賞勝ち馬が出ている訳ですから素晴らしいですね。まさに狙い通り。これで阪神JFに向かうと思いますが、決して1,400mの馬では無いと思うので、この馬場で走ったダメージが残らなければ楽しみですね。

勝ったのは吉田豊騎手騎乗の10番人気のハヤヤッコ(牡8/国枝)でした。直線は各馬横一線のハンデ戦らしい様相でしたが大外から差し切って重賞3勝目。2022年7月の函館記念以来の勝利となりました。

父キングカメハメハ 母マシュマロ(母父クロフネ)という血統のノーザンファーム生産馬。今回が42戦目というタフネスですが、3歳でダート重賞を勝ち、6歳で芝中距離の重賞初制覇、そして8歳でG2制覇、しかも今回は58.5kgのトップハンデながら上がり最速の末脚での勝利を挙げるなど衰えを知りません。シラユキヒメ牝系は今年もアマンテビアンコがJpn1を制しましたが変わらず好調をキープしていて勢いのある牝系ですね。キングカメハメハ産駒も頭数が減ってきたにも関わらずこれで今年4つ目の重賞勝ちですからさすがですね。

勝ったのは鮫島駿騎手騎乗の3番人気サンライズジパング(牡3/音無)でした。アウトレンジが最後まで粘り切ろうとしたところに猛追してきての差し切り勝ちで盛岡のJpn2不来方賞以来の重賞制覇となりました。鮫島騎手にとっては武豊騎手がアメリカに行っていることもあって回ってきた騎乗のチャンスを見事に活かしました。

父キズナ 母サイマー(母父Zoffany)という血統の追分ファーム生産馬。芝で若駒Sを制してホープフルSでも3着。そして前走のジャパンダートクラシックでもフォーエバーヤングには離されましたが3着と芝ダート問わず好走してきましたが、特にダート中距離路線を使われるようになってからは成績も安定してきました。次はチャンピオンズカップでしょうかね?

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