BCに挑戦するも無念の最下位に終わってしまったシルクのアメリカンビキニ(牝2/斉藤崇)のその後です。
11/6 在厩場所:JRA競馬学校 斉藤崇史調教師「レース後の体調は良い意味で変わりありませんでしたから、予定通り4日にロサンゼルス空港を発ち、5日に成田国際空港へ到着しまして、輸入検疫の為、そのまま千葉県白井市・JRA競馬学校まで移動いたしました。長距離輸送の後ですし、ひとまずは軽めの運動に控えることになっております。また、来週の月曜日に検疫が明けますので、その後はノーザンファームしがらきへ移動して着地検疫を受ける予定です」
脚元の怪我が不安視されましたが、特に問題もなさそうで無事に帰国してNFしがらきへ移動しています。その後の更新は⬇️
11/15 在厩場所:ノーザンファームしがらき 調教主任「11日にこちらへ戻ってきましたが、伺っていた両前膝の軽い疲れと左前管背側の状態は落ち着いていますし、それ以外にも気になるところはありません。昨日から周回コースで軽く乗り出しましたが、少し体が緩んでおり、目に見えない疲れもあるでしょうから、馬の状態に合わせながらじっくり立ち上げていこうと思います」
11/22在厩場所:ノーザンファームしがらき
調教主任「帰場時は全体的に疲れが感じられたのですが、乗り出すとシャキッとして本来の様子に戻ってきましたよ。現在はコンディションを整える程度のメニューではあるものの、この感じであればスムーズに立ち上げていくことができそうです。馬体重は514kgです」
11/29 在厩場所:ノーザンファームしがらき 調教主任「その後は順調に進めることができていて、この中間もトレッドミルでの運動に加えて周回コースで乗り込んでいます。徐々に力をつけてきた一方で、ハミ掛かりが強くなってきたため、上手く収まって走れるように調整しています。その辺りが良くなって折り合いがつけば、距離の融通が利くようになると思います。馬体重は508kgです」
12/6 在厩場所:ノーザンファームしがらき 調教主任「ハミ受けには注意しながら乗り込みを進めていますが、少しずつではあるものの良化が窺えますよ。調教は休まずに行うことができていますし、飼い葉をよく食べてコンディションは安定しています。今後は坂路コースにも入れて負荷を強めていきたいと思います。馬体重は514kgです」
12/13 在厩場所:ノーザンファームしがらき 調教主任「その後も順調に進めることができていて、この中間より坂路コースにも入れています。力を付けてより前が強くなっている印象を受けますが、上手く収まってくれるようになれば、もっと良い走りができそうなので、帰厩の声が掛かるまでその点に取り組みつつ、しっかり乗り込んでいきたいと思います。馬体重は515kgです」
※今後の選択肢を広げる為に、2024年2月22日にサウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われるサウジダービー(GⅢ) に予備登録(登録料は無料)させていただきます。
既に乗り出しており立ち上げはゆっくりであるものの次走を見据えて始動しています。
問題は今後ですね。現状はダートの短距離が向いているようで、1,200m-1,400mが適距離となりそう。ダートでもマイルならいくつかレースは揃っているのですが1,400mまでとなると意外と選択肢が少ないんですよね。国内だと3月にOPの昇竜Sが中京ダ1,400mがあるのでそこをステップに兵庫チャンピオンシップを目指すというのが一番無難なレース選択でしょうか?
あとは可能性として芝路線を選択するということもあるかもしれません。デビュー前から芝での可能性についても触れられていましたし、もしかすると芝の短距離路線を選択するということもあるかもしれません。そうなれば選択肢はいくつもあります。こちらもマイルまでこなすことができれば桜花賞、NHKマイルというレース選択もあるかもしれませんね。立ち上げも早かったので1月にレースを使える可能性があればリステッドの紅梅Sでまずは試してみるというのも可能性はありますかね?メンバー次第ではシンザン記念やクイーンCもあるかもしれません。
あとはもう一度海外?という選択肢もあるかもしれませんが、一応登録されているサウジダービーは1,600mでギリギリこなせればという感じ。UAEダービーは1,900mとなると距離が現実的では無いかもしれませんし、牡馬相手ですからね。あとは一応1,200mのドバイゴールデンシャヒーンは3歳でも出走できますが流石にバリバリの海外のスプリンター相手に現状厳しいのは間違いないでしょう。
国内ダート3冠路線に挑むには距離、地方のダートと克服しなければならない課題がまだまだありますからね…
果たして斉藤先生はどんな選択肢を見据えているのでしょうか?