1年ぶりにレースに復帰した前々走からの上昇を期待した前走で着順を落としてしまったキャロットのキープスマイリング(牝4/武井)のその後です。
24/11/5 NF天栄トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行っています。「入場直後は無理せず運動メインにとどめて様子を見ていましたが、悪い変化はなさそうに感じましたので、少しずつ乗り出しました。まだビッシリと動かすものではありませんし、体調面、精神面をよく見ながらオーバーワークにならないよう気を付けながら乗っていくつもりです」(天栄担当者)
24/11/12 NF天栄トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行っています。「先週に続いて今週も軽く動かしながら様子を見ています。皮膚病があって体調面が気になるところではありますし、慎重に立ち上げていくつもりなので、おそらく次の目標は年が明けてからになるかな…と見ています」(天栄担当者)
24/11/19 NF天栄トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によっては坂路でハロン14~17秒のキャンター調整を取り入れています。「体調面、そして脚元の様子を慎重に捉えながら調整にあたっています。今のところいい意味で変わりないかなと思いますが、慎重に接していくことに変わりはありません。おそらく来年の競馬を目指すことになると思いますし、地道に動かしていきます」(天栄担当者)
24/11/27 NF天栄トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によっては坂路でハロン14~17秒のキャンター調整を取り入れています。「前走の敗因が何なのか、武井調教師も悩まれておられましたが、我々としても判断が難しいですね…。直接的な原因になったかはわからないものの皮膚病は段々と落ち着いてきているので、体調面という点では入場時より上がってきていると思えますから、このまま良くしていきたいですね。大型馬で重くなりやすい馬ですが、脚元のことがあります。そのため、速く強く乗るというよりは、時計で言うと17-15-14といった具合で、じわりじわりと動かしながらコンディションを整えていくようなイメージで動かしています」(天栄担当者)
24/12/3 NF天栄トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によっては坂路でハロン14~17秒のキャンター調整を取り入れています。「この中間も先週と同じような形でじわっと無理のない程度に動かしています。大きな馬ですが、牝馬で繊細な面もあってカイバ食いが旺盛というタイプではないので、特に気持ちの面で無理がかからないようにしながら気を付けて対応していければと思っています。馬体重は575キロです」(天栄担当者)
24/12/10 NF天栄トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によっては坂路でハロン14~17秒のキャンター調整を取り入れています。「体調、そして脚元の様子を慎重に捉えながら乗っていまして、今のところ変わりはないかな、この馬なり順調に来ているかなと思える様子です。このまま進めていければおそらく年明けの開催中の出走を考えていけそうです」(天栄担当者)
24/12/17 武井厩舎17日に美浦トレセンへ帰厩しました。「大きな馬体の持ち主ですが、だからと言って脚元をはじめとする体質面やメンタル面を考慮するとバリバリと積極的に乗り込んでいけるタイプではないので、少しソフトな形ではありますがジックリと動かしてきました。すごく良くなったとまでは言えないかもしれませんが競馬を考えていく分には問題ないと思える状況にありますので、武井師と相談して、今週送り出すことになりました」(天栄担当者)「天栄での調整がまずまず順調に来ているようでしたので年明けのレースを目指していくことにしました。中山にも牝馬限定戦が組まれていますが、勝ち鞍があるように左回りは悪くないと見ているので、仕上がり具合を見ながらですが、中京開催の牝馬限定戦を目指して明日より動かしていこうと思っています」(武井師)
前走後は皮膚病が出るなど目に見えない疲れがドッと溜まっていたのかもしれません。怪我の前はスムーズに先行できる馬だったのにも関わらず、前走はスタートから全く進んでいかずに追い通しの競馬になっていましたから、競馬に嫌気がさしてしまったのかと心配になりましたが、もしかすると疲れが溜まっていて走りたくなかったのかもしれません。
12/17に美浦トレセンに帰厩。馬体が馬体だけに脚元を考えると動かしきれないというもどかしさはありますが、競馬を使える状態になったようではあります。
今後がどうなるか?ですがここ2戦は関西への遠征競馬でした。できれば輸送の影響が無い関東圏でのレースの方が良いと思うのですが武井先生のコメント的には中京1/11 牝馬限定の2勝クラスダート1,800mのレースを使う感じでしょうね。
いずれにしてもあと1勝でアワブララインに乗る馬ですから、なんとか勝利をもぎ取ってもらいたいですね。