先週の重賞振り返り【阪神ジュベナイルフィリーズ&カペラステークス&中日新聞杯】

  • 2024年12月8日
  • 競馬

勝ったのは岩田康騎手騎乗の3番人気デシエルト(牡5/安田)でした。前走のアンドロメダSが2022年の日本ダービー以来の芝のレースでしたが、見事に逃げ切りでの勝利でしたが、今回も前走同様逃げると最後は後続を2馬身離してのゴールで重賞初制覇となりました🏆

父ドレフォン 母アドマイヤセプター(母父キングカメハメハ)という血統のノーザンファーム生産馬。祖母がアドマイヤグルーヴで叔父がドゥラメンテ。半姉スカイグルーヴは2勝も重賞2着が3回。半兄レガトゥスは先日人気薄でしたが3勝クラスを勝利してOP入りしています。ここまでリステッドレースは3勝していましたがついに重賞制覇。そしてこれによって2022年の日本ダービーの出走馬が18頭中17頭が重賞勝ち馬になったということが話題になりました⬇️

https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=283419

唯一重賞勝ち馬になれなかったロードレゼルも既に引退してしまっていることから重賞は勝てていませんが、そもそも青葉賞2着馬。順調なら重賞は勝てただけの器だったのでは無いでしょうか?

そしてもう一つの話題が国内セール落札額最高額重賞勝ち馬になったということ。2019年のセレクトセール当歳セッションで2億5,000万円での取引。これはトーセンスターダム、ダノンチェイサーと並ぶ記録。これ以上の落札額で取引された馬も今となっては多数いますが重賞は勝てていないということで、改めて競馬の難しさを実感しますし、本当にステータスとしてしか馬主は成り立たないなぁと思いました…

勝ったのは吉田隼人騎手騎乗の1番人気ガビーズシスター(牝3/森一誠)でした。中団追走からの差し切り勝ちで重賞初制覇🏆吉田隼人騎手も大きな事故があってから復帰後初の重賞勝利、管理する森一誠厩舎にとっても重賞初制覇となりました。

父アポロキングダム 母アンジュデトワール(母父スペシャルウィーク)という血統の新ひだか町へいはた牧場生産馬。父アポロキングダムの産駒はJRA平地重賞初勝利。障害ではアポロマーベリックが中山大障害、中山GJを制しています。祖母のエンゼルカロが当時の函館3歳Sを制している重賞勝ち馬。この時はまだ地方所属でしたが、その後JRAに転入して阪神3歳牝馬S、桜花賞にも挑戦しました。

これで勝ち鞍は5勝全てダート1,200mとなりました。芝では2戦2桁着順ですが、ダートではまだまだ底を見せていません。ただいかんせんダート1,200mはレースの選択肢がかなり少ないのが現状。海外などにも活路を見出せると良いのですが。

森一誠厩舎はワスカルが現在お世話になっており、12/21にデビュー予定。ぜひこの流れに乗って新馬勝ちを期待したいですね✨

京都のマイルで行われた一戦を勝ったのは岩田望騎手騎乗の5番人気アルマヴァローチェ(牝2/上村)でした。最後の直線では大外に持ち出して外からまとめて差し切り勝ちで重賞初制覇がG1勝ちとなりました🥇鞍上の岩田望騎手にとってもG1初制覇。本当に今年はG1で色々な騎手が活躍する1年ですね。

父ハービンジャー 母ラクアミ(母父ダイワメジャー)という血統のノーザンファーム生産馬。札幌のデビュー戦を制して挑んだ札幌2歳Sは道悪の中で2着。今回が初めてのマイル戦でしたが見事に対応して勝利を掴みました。母は芝1,400m-1,600mでJRA3勝。祖母のレイズアンドコールはアイビスSD3着などJRA5勝。おじには京王杯2歳S勝ちのモンドキャンノやJRA5勝のカリボールがいるという血統です。ハービンジャー産駒はこれで今年重賞3勝目ですが全てがG1(オークス、秋華賞、阪神JF)となっており、昨年の最後の重賞勝ちもナミュールのマイルCSだったので重賞勝ちがG1 4連勝となっていて、大舞台での強さが見えますし、牝馬で結果を残している種牡馬ですね。既に種牡馬としてはPrivateとなっておりほぼ廃業状態。ただハービンジャーの場合はこれだけ優秀な牝馬を残しているということでこれからBMSとしての活躍が非常に楽しみですね。ノームコア、モズカッチャン、ディアドラもいますからね✨

個人的には3着のテリオスララを応援していました。POG指名馬なんですが、実績や血統の割に人気になっていませんでした。賞金加算とはなりませんでしたが、シスキンの代表産駒として頑張ってほしいですね。

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