社台スタリオンステーション2025年種付け価格発表【ニューイヤーズデイが退厩に】

  • 2024年11月24日
  • 競馬

先日社台SSから2025年の種付け価格が発表されました⬇️

イクイノックス、キタサンブラックは変化なく2,000万円。そしてそこにキズナが加わりました。2024年の1,200万円から800万円一気にUPして社台SS最高種付け料に。2024年は3歳世代が5世代目で、先日種牡馬入りしたジャスティンミラノが皐月賞を制して牡馬G1初制覇。その他の馬も含めて2024年は過去最高の成績でリーディングサイアーを狙える位置にいます。現3歳が種付けされた2020年は600万円でしたから、その上がり方は凄いですが、キズナの場合は最近種付け価格が下がっていません。グラフの黒は価格維持赤は上昇青は下落を示しますが2018年以降下落がないのはイスラボニータキズナだけです。イスラは元々の価格が低いですが、キズナは高くても下がっていませんからね。

ベテラン種牡馬で見るとロードカナロアが1,000万円まで種付け価格が下落。ピークは2020年の2,000万円ですから、そこから半額まで落ちました。やはり元来クラシック向きの種牡馬ではありませんからね。それでも毎年G1ホースを輩出していますし、芝/ダート問わずに産駒は活躍中。1,200m-1,600mが主戦場で2,000mくらいまでと割り切って考えれば悪くないと思いますし、逆に2026年産はお手頃かもしれませんが、どのくらいの繁殖牝馬が集められるか?まだ1,000万円と考えるか、ピークの半額と考えるか?

桜花賞馬、ダービー馬を出して今年は産駒がG1を4勝しているエピファネイアも何故かダウンで1,200万円に。しかも2年連続でのダウン。今年は初のリーディングTOP3入りが射程圏内ですが、アベレージよりもホームランのイメージでダートで潰しが効かないというところが下げた要因でしょうか?それでも一口馬主的にはホームランを狙いたいので外せない種牡馬だと思います。

2年連続で下がっている種牡馬は他にマインドユアビスケッツドレフォンレイデオロ。マインドユアビスケッツとドレフォンは100万円ずつのダウン。どちらも芝/ダート両方の重賞馬を輩出。ドレフォンの700万円はちょっと高すぎた印象なので500万円はある意味適正な価格に収まったと言えるかもしれません。ドレフォンからゴリゴリのダート馬がそろそろ出ると思っているのですが…。問題はレイデオロですね。初年度から大苦戦。特に牝馬は厳しい状況ということで500万円→250万円と半額に。最高価格700万円からは約1/3に下落。正直良く社台に残れたなぁという印象ですが、そこはウインドインハーヘア系ということで繋ぎ止めているのかなとも思いますね。仮に海外や他牧場の血統なら放出だったでしょうね。

まさかの放出はニューイヤーズデイです。キャロットで産駒が全て勝ち上がるなどアベレージは高い種牡馬だとは思いますが、血統的にも完全なるダートではないのでどっちつかずな適性、成績になってしまう産駒が多い現状。エートラックスが重賞を勝ったものの、まさかのデビューしたのは2世代のみで放出となってしまいました。個人的には母父に入ったら活躍する産駒が出そうで、キャロットではあえて牝馬を狙っていたので、ルフトクススペクトロライトの23がアワブラになってくれたら楽しみです。

そして今回のキズナと並ぶビックサプライズはナダルです。まだ初年度産駒がデビューしたばかりですが300万円→1,000万円へと3倍以上の上昇。ナダル産駒は走ると思って既に出資しておいて良かったですが、これからはなかなか手が出しにくい感じになりますね。確かに芝でも産駒は勝ち上がっていますが、現状上位クラスで通用しそうなのは明かにダートの方。ダートの種牡馬で1,000万円はダート3冠路線が整備されたとはいえ手が出しにくくなります。

産駒デビュー前ながら2年連続で種付け価格が上昇しているコントレイルはさすが。確かに今年の1歳も良さそうな馬が多数いましたからね。結果が出る前からこれだけ上昇しているというのは生産者からの評判も良いでしょうから、やはり早めに1頭は出資しておきたいですね。現当歳までは種付け価格1,200万円の産駒ですからね。

そしてこれから来年の新種牡馬が発表になるはず💡

おそらくドウデュースは確定でしょうから、あとはシャフリヤールなのか?海外からの輸入なのか?発表を待ちたいですね。

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