2024年の種付け頭数がジャパンスタッドブックインターナショナルから発表されました💡
200頭以上に種付けした種牡馬も6頭います。
パレスマリス 262頭
ダノンレジェンド 249頭
キズナ 218頭
コントレイル 205頭
イクイノックス 203頭
エフフォーリア 202頭
【パレスマリス】
種付けされているのは日高の牧場中心。もちろん所属するダーレージャパンファーム、ダーレージャパンの代表取締役のハリー・スウィーニー氏のパカパカファームから多くの繁殖牝馬を多く集めています。そう考えると「フクキタル」では25年産でパレスマリス産駒が多く募集される可能性が。ノーザンFは1頭種付けがあったものの不受胎で生産は0。ただ社台Fはジャンタルマンタルの影響もあってでしょうが12頭の繁殖牝馬を用意。ジャンタルマンタルの母インディアンマントゥアナもいます。
【ダノンレジェンド】
こちらは意外でしたが、完全にダート用の種牡馬ということで日高の生産者からの熱烈な支持があります。社台Fからも2頭の繁殖牝馬を用意していますがノーザンFは0。今年は産駒のミッキーヌチバナがアンタレスSを制してJRA重賞初制覇となりましたが、交流重賞でもハッピーマンが兵庫ジュニアグランプリを勝利。地方リーディングも順位を上げており、これからさらに来る種牡馬かもしれません。
ここから下は社台SSに繋養されていす種牡馬たち。中でも新種牡馬イクイノックスがとてつもないメンバーの繁殖牝馬を集めたことで注目されていました。
【イクイノックス】
ケイアイFからは牧場を代表する繁殖のスピニングワイルドキャット(ダノンスマッシュの母)が交配されています。さらには九州産馬初の重賞勝ち馬となったヨカヨカなども社台、ノーザン以外から交配されています。ノーザンからは同じくシルクの名牝アーモンドアイ、NHKマイルの覇者アエロリット、グランプリホースのクロノジェネシス、エフフォーリアの母ケイティーズハート、サリオスの母サロミナ、シュネルマイスターの母セリエンホルデ、桜花賞馬ソダシ、ドウデュースの母ダストアンドダイヤモンズ、チェルヴィニアの母チェッキーノ、VMの覇者ノームコア、豪G1馬モシーン、リバティアイランドの母ヤンキーローズ、非根幹G1の鬼リスグラシューなどなど挙げたらきりがありません。種付け価格も2,000万円ですから厳選した繁殖牝馬が集められています。キャロットの牝馬の仔はクラブで募集になるでしょうから、どんな価格でどんな人気になるのか楽しみですね。
ちなみにイクイノックスの父であるキタサンブラックも191頭を集め、相変わらずかなりの人気。こちらも種付け価格2,000万円。
【キタサンブラック】
ノーザンファームからはもちろんイクイノックスの母であるシャトーブランシュの名前が。さらにはエリザベス女王杯連覇のラッキーライラックなどもいますし、個人的には牝馬ながらプリークネスSを制したスイススカイダイバーも注目しています。あとは出資馬の母たちが多くラインナップ、ベストミーエヴァーの母デルフィニアⅡ、アメリカンビキニの母パリスビキニ、リリーズキャンドルの23の母リリーズキャンドル、キープスマイリングの母ウィープノーモア。そういえばシャトーブランシュもヴァイスメテオールに出資しているので出資馬の母ですね!あとはキタサンブラックが不受胎だったのでイクイノックスをつけているという繁殖も多いですね。
個人的にはキズナがこんなに付けられているというのは驚きましたね。流石に来年の種付け価格が2,000万円と上記2頭に並んだだけのことはあります。
キズナ産駒はジャスティンミラノが今年の皐月賞を制してやっと産駒が牡馬のG1を制しましたが、それまでは圧倒的に牝馬優勢のフィリーサイアー。そうなるとあまり種付け価格が上がらなそうだったのですが芝/ダート問わずに産駒が活躍できるというのも大きかったのかもしれません。
【キズナ】
本家のノースヒルズからは交流重賞2勝のレーヌブランシュ、芝重賞2勝のイベリスなどがラインナップ。社台ファームからはサラフィナをはじめとして多くの繁殖牝馬を集めました。ノーザンからはジャスティンミラノの母マーゴットディド、ラッキーライラックの母ライラックスアンドレース、BCディスタフ覇者のマルシュロレーヌ、大ベテランのブラックエンブレムなどがラインナップ。さらにはシルク、キャロットの重賞馬も配合されているのでこの辺りの産駒の募集もありそうですね。
同じくノースヒルズ系の種牡馬コントレイルに関してはこの世代が3世代目。どんな種牡馬でも成績を落としてしまう世代ですがコントレイルの配合相手は⬇️
【コントレイル】
社台Fからはチューリップ賞勝ちのエリザベスタワー、フランスのG1ホースでジャパンカップにも2年連続で出走したグランドグローリー、スターズオンアースの母サザンスターズ、カレンブーケドールの母ソラリア、今年のダービー馬ダノンデサイルの母トップデサイルなどなど。本家のノースヒルズからは海外血統の繁殖を中心的に付けられています。ノーザンFも海外血統の繁殖が多いですがディアドラやアーモンドアイと好勝負を演じてきたリリーノーブルなどもいます。
どうしてもイクイノックスと比べるとサンデーサイレンスが近いこともあり、サンデーを持つ繁殖とは付けにくく、本当に期待されている海外血統の繁殖はキタサンブラックと分け合っているような感じもしますがどうでしょう?
エフフォーリアはこの世代が2世代目となりますが、父エピファネイアもまだまだ健在な中で200頭以上の繁殖牝馬を集めて優秀。もちろん2024年の種付け価格が父1,500万円で、こちら400万円ということでお手頃感もあっての評価なのかもしれませんが。
【エフフォーリア】
ノーザンからはジオグリフの母アロマティコ、オークス馬シンハライト、エリザベス女王杯、宝塚記念の覇者マリアライトなどが主要なところですが、見ているとキャロットで募集されそうな繁殖牝馬がノーザンでは多そうな予感。これは2世代目もキャロットでかなり募集がありそう。不受胎もありますがノーザンFの繁殖を47頭も集めていると考えると、ノーザンからの期待は高そうですね。