プロミストリープの23(牝2/藤野)
在厩場所：ノーザンファーム空港 担当者「この中間は週1回坂路コースでハロン17秒での乗り込みを行っており、それ以外の日はトレッドミルで動かしています。少し調教のペースを落としてリフレッシュを図っていますが、その効果もあって体がフックラとしてきましたね。リフレッシュの前はハロン16秒ペースで登坂していましたが、バランスの面でハミにモタれるところがあるので、その改善は今後の課題となるでしょう。それでも、トモの力がついてきたので、段々と良い姿勢で走れるようになっていますよ。ただ、こちらに移動してきた時に皮膚病が出ていたように、体質的に弱いところがありますし、同じ組で進めている馬に比べると成長が遅れているのかなと感じる部分もあります。ですが、ようやく内面の強さも見られるようになっている等、右肩上がりの成長曲線を描けるような雰囲気が出てきているので、この調子で良い方向に促していきたいですね」馬体重432kg
➡️ハロン16秒も消化していましたが、走りの改善の為に17秒にペースは落としています。幾分他馬より成長の遅れが出ているようですが、徐々に内面の部分も含めて良くはなってきている様子。半姉プロミストジーンはデビューから無敗でダートで2連勝。姉よりは大きくなるかと思いましたが、この感じだと同じくらいでデビューとなりそう。姉は450kgそこそこの馬体重でも牡馬相手に2歳1勝クラスを制しているので、父は違うもののこのサイズ感が母の産駒の特徴なのかもしれませんね。
スペクトロライトの23(牝2/杉山佳)
24/12/27 ＮＦ空港【馬体重：４６２キロ】現在は週３日、９００ｍ屋内坂路コースをハロン１６～１８秒のキャンター２本駆け上がっており、残りの日は軽めの調整メニューをこなしています。この中間、苦しさを覗かせたタイミングがありましたが、そこを乗り越えてくれたことで、さらなる成長を遂げた感じです。実際に張り感がアップし、見た目にも幼さが抜けてきました。今後もこの調子で良化を促していければと考えています。
➡️12月末の段階でハロン16秒も消化できている様子。母の産駒はライトウォーリア以降はパッとしませんが、本馬は11月の更新でもあったようにダート一辺倒の仔ではなく、芝も視野に入れられそうな馬。ここにきて馬体重もグッと増やしてきましたし、きょうだいたちとは異なる活躍を期待したいですね。父の産駒からは最近ミリアッドラヴが出て全日本2歳優駿を制しましたから、その勢いにあやかっていきたいですね。
エトワールⅢの23(牝2/高野)
24/12/27 ＮＦ空港【馬体重：４６６キロ】現在は周回ダートコースでのキャンター調整を中心に、週２日は９００ｍ屋内坂路コースでハロン１６～１７秒のキャンター２本登坂しています。体力面だけを見るとペースを上げていける状況にあるものの、まだトモのパワーが不足しており、過度な負荷がかかるとクタクタになってきそうな印象があります。そのため、今しばらくはハロン１６秒程度でじっくり乗り進め、後躯の強化を図っていければと考えています。
➡️16秒を乗っていて、体力だけなら15秒にもいけるようですがトモの力がまだ足りていないということで16秒をキープして乗り込むことに。結局勝ち上がれるか、上までいけるかはこの”トモ”がどれだけ発達してくるかということが大きな割合を占めるということを何度も経験しましたから、ここはしっかりと鍛えて後ろのパンプアップをして欲しいですね。
関西馬の3頭は全馬16秒まで行ったものの17秒に落としたプロミストリープや16秒でじっくり乗り進めることになったエトワールⅢなど小休止という印象ですね。ただいずれも怪我がある訳ではありませんし、乗り込めているので年内にはしっかりデビューできそうです。