おはようございます。
7/31で閉じたMLBのトレード市場ですが、大きくチーム解体に動いたのがワシントン・ナショナルズとシカゴ・カブスでした。ワシントンについては前回触れましたので、今回はカブスについてです。
7/31時点でリーグ4位ということもあり、完全に売り手になったカブスですが、放出選手が以下の通りです。
ANTHONY RIZZO → NYY
JAVIER BAEZ → NYM
KRIS BRYANT → SF
CRAIG KIMBREL → CWS
JOC PEDERSON → ATL
ANDREW CHAFIN → OAK
JAKE MARISNICK → SD
このメンバーが一気にいなくなると考えると全く違うチームですね…
ただこれでカブスは多くのプロスペクトや若手選手を手にすることができました。CWSから得たNICK MADRIGALはデビュー2年目ですが、今年もAVG.300以上と好成績を残している24歳の2Bで2018年の全体4位指名選手です。ただHRが今シーズンも2本とフライボールレボリューションと言われる現代のMLBの中では特異な存在かもしれません。
カブスが得たMLBデビュー前のプロスペクトとしてはNYMから手に入れたOF PETE CROWN-ARMSTRONG、SFから手に入れたOF ALEXANDER CANAIRO、NYYから手に入れたOF KEVIN ALCANTARAがランキングでも上位です。カブス内でも6位、7位、11位にランクインする有望株なので再建に向けて足掛かりにしたいですね。
そのほかのプロスペクトもトレードに巻き込まれました。Bowmanカードでも人気だった全体16位のプロスペクトで昨年のTORのドラフト1位、SS/OF AUSTIN MARTINはTORからMINへ移籍してしまいました。1st BowmanのTORのユニフォームを纏ったカードは貴重になりますね。
またオリンピックに参加していたプロスペクトも東京にいる間に移籍が決まりました。
RHP SIMEON WOODS RICHARDSON TOR→MIN
RHP JOE RYAN TB→MIN
全員まさかのMIN行きですね。MINのプロスペクトランキングではMARTIN 2位、RICHARDSON 3位、RYAN 8位にランクインしています。しかも全員20代前半なので来年以降が楽しみです。
これだけダイナミックな動きがあるのがMLB、そしてトレードの面白さですね。