おはようございます。
先週の日曜日で幕を閉じたグランツール最終戦のブエルタ・ア・エスパーニャ2022。
今大会が始まった段階ではプリモシュ・ログリッチ(スロベニア🇸🇮/ユンボ・ヴィスマ)の大会4連覇が濃厚かな?と思っていたのですが、蓋を開けると強かったのがレムコ・エヴェネプール(ベルギー🇧🇪/クイックステップ・アルファヴィニル)でしたね。昨年のジロではリタイアとなり、本格的に3週間のステージレースに参戦することになったのは今回が初めてだったのですがチームメイトもびっくりの成績を残し続けました。地元スペインのエンリク・マス(スペイン🇪🇸/モビスターチーム)も2年連続の2位。総合3位のフアン・アユソ(スペイン🇪🇸/UAEチームエミレーツ)は19歳❗️グランツールの10代の表彰台は100数年ぶりだとか…もうヤングライダー賞の意味をなしてないですね。
そしてレムコもそうですが複数勝利を挙げた選手が多かったですね。リチャル・カラパス(エクアドル🇪🇨/イネオス・グレナディアーズ)、サム・ベネット(ドイツ🇩🇪/ボーラ・ハンスグローエ)、ジェイ・ヴァイン(オーストラリア🇦🇺/アルペシン・ドゥクーニンク)、マッツ・ピーダスン(デンマーク🇩🇰/トレック・セガフレード)が複数勝利!
ただ残念だったのがリタイアも多かったことですね。サム・ベネットはCOVID-19陽性。ポイント賞争いの筆頭だったにも関わらず無念のリタイア。その他集団内での総合有力どころもCOVID-19の陽性でのリタイアが相次ぎました。そしてせっかく山岳賞争いでトップに立っていたジェイ・ヴァインも落車リタイア。そして総合争いでレムコから遅れをとりながらも、徐々にタイム差を詰めて3週目での巻き返しを狙ったログリッチはレムコからタイム差を取ろうともがいた16ステージのスプリント勝負でまさかの落車。これで無念のリタイアとなりました。最近のログリッチは呪われているかのように落車に巻き込まれてしまいますね…お祓いレベルではありませんね。
それでは各賞の獲得者です⏬
マイヨ・ロホ(個人総合)
レムコ・エヴェネプール(ベルギー🇧🇪/クイックステップ・アルファヴィニル)
マイヨ・ベルデ(ポイント賞)
マッツ・ピーダスン(デンマーク🇩🇰/トレック・セガフレード)
マイヨ・ルナレス・アスーレス(山岳賞)
リチャル・カラパス(エクアドル🇪🇨/イネオス・グレナディアーズ)
マイヨ・ブランコ(ヤングライダー賞)
レムコ・エヴェネプール(ベルギー🇧🇪/クイックステップ・アルファヴィニル)
これで今年のグランツールは終了。
一応今日から世界選手権のタイムトライアル、来週はロードのレースがあります。ロードを連覇中のジュリアン・アラフィリップ(フランス🇫🇷/イックステップ・アルファヴィニル)はブエルタで落車し、右肩の脱臼を負いました。どこまで復活できるか不明ですが3連覇がかかりますから無理してでも出てきそうですね。