おはようございます。
久々にダーレーに関する話題です。
ダーレー・ジャパンが供用を開始することを発表したのがウィルテイクチャージ【Will Take Charge】(牡12)です。
血統表が⏬
Unbridled’s Song産駒のウィルテイクチャージは米国産で米国で2-4歳まで競争生活を送ります。特に3歳時はクラシックは獲れませんでしたが、トラヴァースS、、クラークHの2つのG1を制覇して、エクリプス賞3歳牡馬チャンピオンに輝いています。クラシックを獲っていませんが、3歳の夏から秋にかけて強かったという野球のストロングフィニッシュを決めてタイトルを獲得しました。
G1を勝った2戦を観ましたが直線スパッと切れるような感じはありませんが、ゴール前1F位から正確にゴール板を分かっているかのように前で粘る馬を捉えるという”頭のいい”レース振りを見せています。
産駒は既にデビュー済みで重賞タイトル獲得していましたが、産駒のG1勝利はありませんでした。そして本年の5月にG1ハリウッドゴールドカップを2018年産のThere Goes Harvard(牡4)が制して産駒初のG1制覇を成し遂げました。ただこれだけだと普通の種牡馬ですし、導入することに対してどうなの?という感じになりますが、説得力を増すのは日本での産駒の成績だと思います。
ウィルテイクチャージ産駒のJRA出走馬は5頭です。そのうち4頭がJRAで勝ち上がりを決めていて、2020年には6勝を挙げています。地方に転出してしまいましたがヘルシャフトが伏竜S(OP)で勝利を挙げています。今は2勝Cにフランスゴデイナ(牡4・森)がいます。産駒通算でJRA9勝、全てダートで勝利を挙げていますから基本はダートで活躍する産駒が今後も出てくると思われます。
Unbridled’s Songの産駒の日本での産駒成績は芝の勝率がダートよりも優れていますが、ラヴェリータが交流重賞を制しているように上位で通用したのはダートでした。ただ母父に入るとコントレイル、スワーヴリチャードなどの芝G1ホースに繋がっています。そう考えるとウィルテイクチャージもサンデー系、ディープ系と上手く配合すれば芝でも活躍する産駒が出てくる可能性もありそうです。まぁダーレーなので芝の上位クラスを狙う配合よりもシンプルにダートでの活躍を狙う配合を考えるでしょうね。
Unbridled’s Songの直系種牡馬はアロゲートがいましたが既に死亡してしまっていますので父系を繋いでいく意味でも価値のある種牡馬だと思います。どんな産駒が生まれてくるのか非常に楽しみですね。最近ウイニングポストをやっていても思うのですが、Unbridled’s Songの牡馬で父系を繋ぐ馬がデフォルトだと少ないんですね…血統表でよく見るのでもっと繁栄しているかと思っていましたが、確かに母系で見ることが多いですね。