イタリア旅行記🇮🇹-ローマ・バチカン編-

  • 2023年3月2日
  • 旅行

おはようございます。

今日はローマ🇮🇹とバチカン🇻🇦編になります。

この旅の最大の目標は映画天使と悪魔に出てくる重要スポットを巡ることでした💡

私はこの映画を見るまで特に美術や教会といったもには興味が無かったのですがこの映画をきっかけに宗教美術や荘厳なカトリックの教会に興味を持つようになりました。それから神話、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教についても学び知見を広げました。単純に美しいということだけではなく、その背景にあるストーリーも深く知りたいと思ったのです。ちなみに前提として私はどの宗教も信仰しておりません⚠️あくまで美術をきっかけに興味を持って勉強しただけです。

それでは天使と悪魔に出てきた順に見ていきたいと思います💡鍵になるのはベルニーニの彫刻です✨

まずはパンテオンです。ここは最初の事件現場だと間違えて推理して訪れた場所。

この日は日曜日でミサもあったので事前予約した人のみが入場できました。私は元々入場するつもりは無かったのですが、同じツアーに参加した人の中には予約をして入場していた方もいました。中にはラファエロのお墓もあります。次のスポットから重要なポイントになる4つの彫刻を紹介していきたいと思います。

1.サンタマリア・デル・ポポロ教会

ここは「天使と悪魔」で最初の事件が起こる現場になります。私が今回訪れた日は日曜日。開館時間が午後の2時間くらいに限られていることから、その時間に合わせて訪問しようと考えていました。ただ近くにはブランドショップなどもあり、そちらに寄ったついでに教会までとりあえず行ってみることにしました。もちろん教会の入り口は開いていません。同じように待つ人が10人くらいいました。すると神父さんでしょうか、教会の関係の方がドアを開けてくれて入れてくれました。入っていいのか聞いてみると快く受け入れてくれました。私たち以外の方々が目的にしていたのは下のカラヴァッジオの絵画⏬

聖ペテロの磔刑

この絵も映画の中にチラッと映るのですが、すっかりこの教会にあるのを忘れていました。他の方とこの絵についての解説を聞き、皆さんは教会の奥へ。ただ私が見たいのはベルニーニの彫刻。そこで迎え入れて頂いた方に聞いてみると、案内してくれました。それがこちら⏬

ハバククと天使

天使がハバククを導いている彫刻になります。ハバククは大地の滅亡を告げる預言者です。この彫刻が映画のストーリーの最初の道標になっていて、天使の指差す先に次の事件現場があります。

おそらく他の観覧者の方々はカトリックの方々で教会についてしっかりと説明を受けていましたが、我々はただただ絵と彫刻を見て、単独で行動していました。にも関わらず見終わるとご丁寧に出口を案内してもらい、本当にありがたい気持ちになりました。本来なら見ることができない時間ですから、これでこの日のスケジュールに大きく余裕ができました。イタリア人の優しさに触れることができました。

2.サン・ピエトロ広場

ここはバチカンの中にある、サン・ピエトロ寺院の目の前にある広場になります。ここは土曜日の夕方にツアー客全員で訪れました。全員が寺院の外観や中の荘厳な内装に時間を使う中、我々が1番写真を撮りたかったのがこちら⏬

バスレリーフ

こちらはサン・ピエトロ広場の足元に彫られた彫刻バスレリーフになります。同じようなものがいくつもあるのですが、その中でもこのWEST PONENTE(西風)が非常に重要なものになります。口から出た5筋の風の先の次の現場があります。

一応サン・ピエトロ寺院とサン・ピエトロ広場の外観も⏬

サン・ピエトロ寺院
サン・ピエトロ広場

3.サンタ・マリア・デラ・ヴィットーリア教会

ここは第3の事件現場。火災に見舞われる教会ですね。比較的ホテルの近くにあったので行きやすい教会だったのですが、日曜日はこちらも午後の一部の時間しか開いていないという情報でした。トレヴィの泉に行く際の通り道だったので、ちょと寄ってみるとなんと開いているではないですか!そしてそこにあったのが⏬

聖テレジアの法悦

聖女テレジアの自伝のエピソードをもとに作られた作品。天使の槍の炎がテレジアを包むという題材。その槍の指す先に最後の彫刻があります。

ここには観光客と思われる方は少なく、日曜日のお祈りを捧げる信者や神父に救いを求めにやってきている方がいらっしゃいました。邪魔をしないようにそーっと写真を撮影させてもらいました。

4.ナヴォーナ広場

そして最後の現場はナヴォーナ広場にあるこちらの彫刻⏬

四大河の噴水

ヨーロッパを代表する「ドナウ川」、アジアを代表する「ガンジス川」、アフリカを代表する「ナイル川」、南米を代表する「ラプラタ川」と4つの大河を表現しています。中央に聳え立つオベリスクを囲むように4体の彫刻があるのですが、それぞれが大河を表現するモチーフが施されています。

ここまで紹介してきたように4つのベルニーニの彫刻は4元素である、“土”“風”“火”“水”を現しており、ローマ市内に十字を描くように配置されています。そして犯人が隠れ家として使っていた教会が私が今回の旅で1番行きたかった場所⏬

カステル・サンタンジェロ

どうですか?この輝く城壁✨そしてサンタンジェロ橋に並ぶ天使の彫刻と城の上に立つ天使の彫刻がかっこいいのです✨アップでは画質が落ちるので、ぜひGoogleで画像検索してみて下さい。そしてここはそんなに日本人にとっては優先度が高くないスポットですが、ぜひ見て欲しいです。おすすめはやはり夜です。昼は土色ですが夜だとこのようにライトアップが綺麗になります。夜のローマはちょっと怖い感じもしますが大通りであれば全く問題なさそうでした。

ローマ・バチカン編はここまでです。次回はそれ以外の都市とこの旅で思ったことを綴りたいと思います。

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