ハーツクライ産駒に出資して分かったこととこれからについて【一口馬主経験談】

2019年産、20年産はハーツクライから大物が出る!そう思ってハーツクライの産駒を集中的に狙っていたのが2020年、21年の私です。

その根拠は2017年、18年の競馬です。この時期ハーツクライ産駒が活躍。タイムフライヤー、シュヴァルグラン、スワーヴリチャード、リスグラシューがG1ホースになりましたしクラシックでも好走していました。その活躍を受けて種付けされた世代ということもあって有力な繁殖を集めたであろうと想定していたのです。

そこで集中的にハーツクライ産駒を狙い。愛馬となったのが以下の3頭c

2019年産 ルージュレイアエバーフレッシュ

2020年産 ハイアーレルム

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ルージュレイア、エバーフレッシュは母がG1ホース。ハイアーレルムは姉がG1ホースと血統は申し分無しです。ハイアーレルムはまだ現役ですから勝ち上がりのチャンスはありますが、2019年産の2頭は未勝利で引退。現3歳世代までの通算でドゥラメンテ産駒は2/5ロードカナロア産駒は2/3ディープインパクト産駒は2/2の勝ち上がりなのに対して0/3はなかなかの相性の悪さです。

全馬に共通して言えるのがキレる脚が使えないということです。後から行ってもジリジリ。前に行っても粘れずとどっちつかず。そして3頭とも芝デビューからダートへ向かいましたがダートでもパンチ不足とどんどん八方塞がりになっていく悪循環を引き起こしています。

そして一つ分かったことはハーツクライ産駒の牝馬は難しいということです。上記3頭は全部牝馬。そもそもハーツクライ産駒の活躍馬で挙げた馬たちもリスグラシュー以外は牡馬。G1勝馬も牝馬だとヌーヴォレコルトとリスグラシューしか出ていませんし、大きいところを狙うなら牡馬の方が良かったんですよね…実際2019年産でダービーを勝ったのはハーツクライ産駒のドウデュース。その他にもダノンベルーガやマテンロウレオが活躍しましたから見立て自体は間違っていませんでした。

ハーツクライ産駒が募集されることはもうありませんが、ハーツクライ系の種牡馬はいますから、そういった馬も牝馬はもしかして要注意かもしれません⚠️

現状新種牡馬スワーヴリチャードの産駒はJRAで4勝で牡馬3勝牝馬1勝。シュヴァルグラン産駒は未勝利。先に種牡馬入りしているハーツクライ産駒だとジャスタウェイがいますがジャスタウェイ産駒は牡馬優勢ですが牝馬からもテオレーマ、アウィルアウェイ、エーポスといったG1、重賞勝ち馬は出しています。

ただ母系に入ったハーツクライの血には個人的には注目しています。エフフォーリアがG1を3勝しましたが、それ以外の母父ハーツクライの産駒も重賞戦線で活躍。競走馬としては微妙な成績の牝馬でも母として活躍馬を送り出してくれる可能性は十分にあるのでは無いでしょうか?愛馬で言えばカーディナル(牡5/林徹)もハービンジャー×ハーツクライで活躍しています。そういった意味でも現役のハーツクライ産駒の牝馬ハイアーレルム(牝3/安田隆)には何としても勝ち上がってアワブラに残って欲しい。近親にはロックオブジブラルタルやフィエロがいますから決して内に秘めたスピード能力は低くないと思います。ちょっと母父のGalileoが邪魔しちゃっているかもしれませんが、それこそスタミナは十分あると思うので、母に入れば面白い存在になれるはず。そのための1勝を!

*写真の掲載についてはキャロットクラブより許可を得ています。

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