今週から地方交流重賞についても触れていこうと思い、川崎のスパーキングレディーカップについても記載しています!
スパーキングレディーカップ 川崎 ダ1,600m
勝ったのは酒井学騎手騎乗の2番人気レディバグ(牝5/北出)でした。2番手でレースを進めると早めに先頭に立ちます。最後はフェブラリーS、かしわ記念6着のスピーディキックに迫られましたがアタマ差凌ぎきり重賞初制覇となりました。58kgを背負わされたグランブリッジは道中も進みが悪かったですね。
父ホッコータルマエにとっては3頭目の重賞勝ち馬。その全てが交流重賞で、まだJRA重賞の勝ち馬はいません。ただ地方ではリーディング5位と好調ですし、ダートで活躍馬を送り出せるというのはニーズが高いですよね。ユニオンにも産駒がラインナップされていましたね!母系は祖母ソロシンガーがクラシックにも出走していましたし、おじのラントゥザフリーズは共同通信杯を勝っています。
来年はスノーグレース(牝4/中館)がこの舞台に立っていて欲しいですね。
七夕賞 福島 芝2,000m
勝ったのは幸騎手騎乗の2番人気セイウンハーデス(牡4/橋口)でした。道中は3、4番手を追走。直線は馬場の真ん中を抜け出してククナに1.1/4馬身の差をつけての完勝でした。前走の新潟大賞典も惜しい競馬の2着だったのでそろそろというところではありましたが、見事に重賞初制覇を決めました。
父シルバーステートで母父マンハッタンカフェという血統。シルバーステート産駒はこれがJRA重賞3勝目。今年はエエヤンがNZTを制しています。母父マンハッタンカフェの産駒はダービー馬タスティエーラの存在が大きいですが獲得賞金でBMSリーディング上位につけています。秋の結果次第では初のTOP5フィニッシュもあるかもしれませんね。
西山オーナーの馬は昨年の中山大障害をニシノデイジーが制していますが、平地の重賞制覇となるとそのニシノデイジーの勝った2018年の東スポ杯2歳Sまで遡ります。
そして本馬はサマー2000シリーズの開幕戦を制したことでもちろんですが暫定トップになりました。前走好走した新潟2,000mで新潟記念もありますが、どういった選択をしてくるでしょうか?
プロキオンステークス 中京 ダ1,400m
勝ったのは池添騎手騎乗の2番人気ドンフランキー(牡4/斉藤崇)でした。前に出して行って逃げの手を打ち、最後の直線では人気のリメイクとの一騎打ちの様相に。交わされるかと思いましたがそこからの粘り腰がすごかったですね。最後はクビ差凌いで重賞初制覇となりました。
父ダイワメジャーで母のウィーミスフランキーは米国ダートのG1を2勝している馬です。ダイワメジャー産駒はJRAの重賞49勝目になりますが、ダートの重賞制覇はこれが初めてだったとのこと。ダイワメジャー産駒は雄大な馬格を誇るので芝でイマイチだとダートを使われる傾向があるのですが、下級条件なら通用しても上のクラスだと厳しかったりしましたからね。これで2011年の産駒デビューから13年連続での産駒重賞制覇。Privateになったとは言え現役種牡馬ですから凄いです。どこまで記録が伸びるでしょうか?
サマーシリーズ2023🌻
さて七夕賞はサマー2000シリーズの開幕戦でしたのでこちらは着順通りの暫定順位ですのでサマージョッキーシリーズの暫定順位を見てみましょう。
サマージョッキーシリーズ🌻
4戦終了しての暫定順位は
1位🥇 西村淳也 13P【5P(函館SS2着🥈)+8P(米子S1着🥇)】
2位🥈 幸英明 12P【1P(函館SS7着)+1P(米子S7着)+10P(七夕賞1着🥇)】
3位🥉団野大成 11P【10P(CBC賞1着🥇)+1P(七夕賞7着)】
1P差で4位まで並ぶ混戦状態。次は今週の函館記念になります。