2023年ユニオン・オーナーズ・クラブ1次募集募集馬評価

7/14で締め切られたユニオンOCの1歳馬募集の1次募集。今回は私は初めてユニオンOCの募集馬について自己評価をしてみました。

まず私の評価ポイントは大きく分けて3点です。①血統面②馬体③その他(厩舎、価格帯など)の3点を複数組み合わせて合計ポイントでランキング付をしています。基本的には目に見えているものを中心に評価して、主観が入らないようにしています(一部”顔”などは好みを反映していますがほぼほぼ全体に与える影響はありません。)。そして既に証明されているエビデンスを重視しています。母/祖母の競走成績や母の年齢における産駒の成績を血統面では重視していますし、新種牡馬の産駒はコストパフォーマンスが高いのでプラス評価をしています。馬体面ではデビュー時の馬体重を計算して極端に小さい馬は評価を大きく下げたりしています。そして馬が良くても調教師が良くなければ競走成績は伴いません。そして良い馬でも高ければ回収は不可能です。価格に関してはクラブによって走る価格帯も異なるのでそこはクラブごとに変更しています。今回はユニオンさんということで全くこれまでとは異なる価格帯での評価となるのでどこまで精度を高められるかわかりませんがとりあえず総合ランキングだけ出してみましたので公開したいと思います。

パーフェクト種牡馬辞典2023-2024 一口馬主・馬券・POG攻略は万全! 血統で競馬に勝つ! [ 栗山 求 ]
価格:2,970円

今回は私の中でのポイントTOP5に入った6頭を紹介したいと思います。

1位タイの1頭のコージーベイの22は私の申込馬として紹介をしていますので割愛させて頂いて、具体的に紹介するのは5頭となります。

1位タイ🥇だったパープルの22は既に先行募集で募集が始まっていた馬です。父のエピファネイアは最近種牡馬としての成績が振るいませんがクラシックを意識できる種牡馬。母父Galileoは日本との相性がイマイチなのが難点ですが、本馬の場合は既にきょうだいが日本で結果を残しているというのも心強いですし、母の繁殖としての能力の高さも伺えます。祖母も愛国でG1を制していますので血統の筋が通っています。母13歳の産駒はギリギリ適齢期。大物が出てもおかしくないです。馬体も中サイズくらいにはなりそうです。

3位の🥉サブトゥエンティの22は牝馬最上位。個人的にも全くノーマークだったのでポイント順に並べ替えて驚きました。全兄のソリタリオの活躍が大きいですし、血統的にもフサイチエアデール〜ライラプスと社台ブランドの血が脈々と流れています。母10歳の産駒で適齢期。馬体的にもそれなりのサイズになりそう。橋口厩舎というのもトップ調教師という訳ではありませんが、上位の成績を残している厩舎なので加点が大きかったです。

4位のウェイトトゥヴェルサイユの22はドゥラメンテのラストクロップの1頭。上位評価の馬の中では唯一母が海外重賞制覇という実績。きょうだいがまだ走っていないので繁殖としての実力は未知数ですが、だからこそこの値段に収まったのかもしれません。馬体も中サイズで牝馬としてはちょうどいいサイズ感になりそうです。胸囲179cmも心肺機能の高さが伺えます。人気になりそうですし、1次で満口かもしれませんが貴重なドゥラメンテラストクロップなので他のクラブで出資できなければ…

5位タイの1頭は特別募集のシュガーハートの22でした。1億円募集というノーザン系のような価格。個人的にはこの馬もなんでこんなに上位?と思ったのですが、もちろん半兄キタサンブラックの活躍が大きいですが、祖母もJRA4勝と堅実だった点も大きいです。カタログの予想体重は470-490kgとなっていますが、今回私は厳しめに設定しているのでサイズはちょっと小さくなりそうで440kgを想定しています。父も違いますからキタサンブラックとは全く異なるタイプになるでしょう。

最後の1頭はトウカイファインの22です。ニューイヤーズデイの2世代目の産駒。母18歳の高齢時の産駒にはなりますが、募集価格1,200万円というのはそういった高齢出産を反映した数字だと考え、むしろプラスに評価しています。逆に適齢期の母の産駒で価格が安い方が不安ですからね。ハーツクライ産駒の半姉は芝短距離を中心にJRA5勝。祖母が4勝以上を挙げているのも繁殖能力の高さが伺えますし、叔母のヴィーヴァヴォドカがフワラーCで重賞制覇という実績もあります。

ユニオンがノーザン系のクラブと違って評価が難しかったのが牧場の評価ですね。シルクやキャロットだとノーザンF生産かそれ以外となると結構成績の差が出るのでポイントの重み付けを変えているのですが、ユニオンの場合は名前の通り各牧場の産駒の共同募集となっています。もちろんクラブと相性が良い牧場もあるのですが、今回はあえて牧場による差別化はしませんでした。

もう1点は価格の評価ですね。ユニオンの場合はほとんどが1,000万円台の募集。シルクやキャロットではいても片手ほどですからね。しかもその理由は基本的に母高齢だったりというところなのでわかりやすいのですが、ほとんどがこの価格帯だと評価の判別が難しかったですね。

ユニオンは今回が初めての募集馬評価なのでどうなるか不安ですが、とりあえず備忘録として記載させて頂きます。もし色々間に合えばこのリストを通常募集の際には公開したいんですよね…

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です