先週は土日に重賞が中京記念しかないという寂しい週末だったので、先々週の3連休の月曜日に盛岡で開催されたマーキュリーカップも合わせての振り返りです。
マーキュリーカップ 盛岡 ダ2,000m
勝ったのは川田騎手騎乗の1番人気ウィルソンテソーロ(牡4/小手川)でした。道中は好位追走。早めに先頭に立ったテリオスベルを捉えにかかり、最終的には4馬身突き放す圧勝。かきつばた記念に続いての地方交流重賞2連勝となりました。かきつばた記念から500mの距離延長でしたがむしろ強さを発揮した形になりました。
父は今をときめくキタサンブラック。ブラックタイド産駒がダートでも好走してたようにキタサンブラックも雄大な馬体を持っていましたし産駒も馬格があればダートでも十分やれそうです。母はUncle Mo産駒で地方船橋で2勝。母のきょうだいには米国で重賞を複数勝利しているDelightful Kiss、米国で重賞1勝のDelightful Maryがいます。曽祖母のBishop’s Delightは米国ダートのG1シュヴィーHで3着に入っています。血統表を遡って見てみて驚いたのが本馬のおじにあたる母の男兄弟は全て騸馬になってしまっています。そう考えるとウィルソンテソーロ自身も気性的に怪しい部分を持っていたりするのでしょうか?種牡馬入りを考えずに長いキャリアを考えるとそのうち去勢という選択肢も入ってくる馬なのかもしれません。
中京記念 中京 芝1,600m
勝ったのは松山騎手騎乗の8番人気セルバーグ(牡4/鈴木孝)でした。中京競馬場は内側がだいぶ荒れていたので逃げ馬には厳しいかなぁと思っていましたがラチ沿いは空けて進路を選んだ松山騎手の好判断も光りました。
父はエピファネイア、母父キンシャサノキセキという血統。エピファネイア産駒の重賞制覇はエプソムCのジャスティンカフェに次いで今年2勝目。ただ4歳世代の重賞勝ちはサークルオブライフの2021年の阪神JF以来ということで1年7ヶ月ぶりですね。早熟傾向があるエピファネイア産駒ですが、徐々に古馬重賞の勝ち馬が出てきました。ちょっとずつ見直されてくるかもしれませんね。
サマーマイルシリーズ🌻
サマーマイルシリーズは2戦が終了して折り返し。現在の暫定順位は⏬
1位🥇 セルバーグ 11P【1P(米子S12着)+10P(中京記念1着🥇)】
2位🥈 メイショウシンタケ 9P【8P(米子S1着🥇)+1P(中京記念8着)】
3位T🥉 ウイングレイテスト 5P【2P(米子S4着)+3P(中京記念4着)】
3位T🥉 ディヴィーナ 5P【5P(中京記念2着🥈)】
優勝するための規定ポイントは12Pかつどれか1レースでの優勝です。ということでセルバーグはあと1Pあれば優勝の条件は達成できます。ただ残る8/13の関屋記念、9/10の京成杯オータムハンデの2戦で優勝することができれば3位以下の馬たちも逆転可能です。昨年はウインカーネリアンが早々と連勝でポイント加算して決着をつけてしまいましたが、今年は混戦模様ですね。
サマージョッキーシリーズ🌻
こちらは大きな順位変動がありました。
1位🥇 松山弘平 16P【1P(米子S12着)+5P(CBC賞2着🥈)+10P(中京記念1着🥇)】
2位🥈 西村淳也 15P 【5P(函館SS2着🥈)+8P(米子S1着🥇)+1P(函館記念10着)+1P(中京記念7着)】
3位🥉 幸英明 13P 【1P(函館SS7着)+1P(米子S7着)+10P(七夕賞1着🥇)+1P(中京記念16着)】
中京記念の勝利で10Pを加算した松山騎手がトップに躍り出ました。