先週の出資馬の結果【ヴィントシュティレ & ハイアーレルム】

先週はキャロットの2頭が出走。後が無いハイアーレルム、そしてデビュー戦を迎えたヴィントシュティレです。

8/5 札幌 3歳未勝利 芝1,200m

ハイアーレルム(牝3/安田隆)

前走は直線でまともに追うことができない中で5着に入ることができました。普通に追えていれば上位争いもできていただろうということで、今回こそスムーズに!と願っていましたが、なんとスタートで躓き後方に。最後は上がり最速の末脚を繰り出しますが前とは0.4秒差の7着/16頭でゴールしました。

  • 23/8/5  函館競馬場5日の札幌競馬ではスタートで躓き後方から進める。凝縮した馬群の外を回って直線入り口では中団まで押し上げるが、最後は前も止まらず7着。「スタートで躓いてしまい後方からのレースになったのですが、元々起用に立ち回れるタイプではないので、リズム重視で進めました。ただ、外を回ってずっと脚を使わせる形になってしまったのは厳しかったです。この馬らしくバテずにしぶとく走れていただけに、もう少し追ってから反応できるようになると変わってくると思うのですが…。今日はこのような結果になり申し訳ありませんでした」(北村友騎手)16頭中、前走5着以内の馬が13頭という厳しいメンバーでの戦いになりましたが、7着という結果ながら勝ち馬との差は0秒4、メンバー中最速の上がりを見せて力のあるところは示しました。スタートの躓きがなければまた違ったのではないでしょうか。優先出走権を確保できなかったこともあり、今後については出走状況を含め馬体の状態をよくチェックしてどうするか検討していきます。

コメントからはもう少し現役を続けさせたいような雰囲気を感じますが、優先出走権を持っていないこと、残された未勝利戦の期間が4週しかないと考えると節を空けられないので中央での出走は厳しいと思われます。あとは地方転出ですが、ダート適性がある血統では無いですし、実際ダート戦は大敗。もちろん短距離のダートなら分かりませんし、賞金を持っていないので地方でもどこに行くかで勝ち上がり云々は分かりませんが1勝クラスでやっていけるかどうか?をどう考えるかですね。あとはクラブの判断に委ねるだけです。

8/5 新潟 メイクデビュー新潟(牝) 芝1,600m

ヴィントシュティレ(牝2/古賀)

圧倒的1番人気にサリオスの全妹のサフィラがいて、2番人気に西山オーナーの期待馬ニシノコマチムスメ、そして3番人気が本馬でした。スタートでダッシュがつかずに後方からになりましたが、徐々に進出。直線では前を射程圏内に入れますが同じようなポジションにいたニシノコマチムスメを交わすことはできず、半馬身0.1秒差の2着/13頭🥈でゴールしました。

  • 23/8/5  古賀厩舎5日の新潟競馬ではスタートでやや遅れを取り中団やや後方から進める。外目を通りながらじわっとポジションを上げていき直線へ向くとジリジリと長く脚を使ったが、わずかに勝ち馬には及ばず2着。「この血統の馬ですから、初めての競馬とは言え落ち着いて臨むことができるかがまず一番最初のポイントと思っていました。ただ、こちらの心配をよそに、輸送も、競馬場に着いてからもわりと落ち着きを保つことができていましたし、まずまずの雰囲気でレースへ送り出すことができたと思います。レースに関しては、う~ん…悔しいですね…。北村に聞くと『スタートの出が速くありませんでした。大きなストライドの良い走りをする馬なので、あのスタートになったこともあり、その後は出来るだけスピードをおとさず、この馬の良いフットワークで走ることができるように心がけました。決して無理はさせないように注意しながらじわーっと上げていき直線へ向いたのですが、少し偏りのある走りをしていました。初めての分馬を気にして逃げているのか、そういうバランスなのか、何とも言えないところですけれど、コーナリングなど、抱えているうちは目立ちませんでしたが放すとそういうバランスだったので、修正しながらになりました。あと少しのところまで来ているだけにかなり悔しいですが、厳しいながらもいい走りができていますから、今後が楽しみです。稽古では刺激しないように丁寧に乗っていたものの、急にグンッと加速するようなところもありましたから、使ってどう変わるかも気を付けたいところですね』とのことでした。スタートに関してですが、練習のときはまずまず出られていたので、まさかあのような格好になるとは…という感じでした。まともであれば…と思ってしまいますし、悔しいですが、北村が言うように、課題もありますけれど良い部分も見せてくれましたから、使いながらさらに良くしていきたいですね。あと、いちばんは気持ちでしょうね。次走へ向かう際にカーッとしてしまう恐れもありますから、気を付けて見ていきたいと思います」(古賀慎師)天栄での様子から素質はありそうで、トレセンでも繊細な面を見せつつもいいフットワークで走っており、実戦へ行って冷静さを保つことができれば楽しみと期待をしていました。結果は最良のものとならず非常に残念ですが、課題がある中でも見どころある走りをしてくれましたので、今後の巻き返しに期待をしたいと思います。まずはレース後の状態をよく確認してから今後について検討していきます。

惜しくも2着でしたが十分今後が期待できる2着だったと思います。4着以下は離していましたし、本馬も上がり最速タイの末脚を繰り出していました。しかもこの開催は2場開催でブロック制が解除されており、関西馬との戦いでした。その中での2着は価値があると思います。次走は未定ですが早めに勝ち上がってくれれば2歳重賞への挑戦ということもあるのではないでしょうか?勝ち馬はアルテミスSに向かうようですし、そこで再戦できるように勝ち上がれればいいですね。

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