ファーストシーズンサイアーランキング【好調なのはスワーヴリチャード】

8月の競馬も終了して2歳戦がスタートしてから3ヶ月が終了しました。まず前提として今年の新種牡馬の中で注目されていた種牡馬を整理すると、社台SSに繋養されている種牡馬のレイデオロ(日本ダービー、天皇賞・秋)、ブリックスアンドモルタル(2019年米国年度代表馬)、スワーヴリチャード(ジャパンカップ、大阪杯)が3強といったところでした。

それでは8/27終了時点のファーストシーズンサイアーランキングは⏬

6月にスタートダッシュを決めたのがブリックスアンドモルタルでした。テラメリタが西の2歳戦開幕レースを勝利し、世代初勝利。翌週にはゴンバデカーブースが東京で新馬戦勝ち。ただそこからなかなか勝ち星が伸びずに4勝止まり。テラメリタも2戦目のクローバー賞で4着に敗れてしまい、ちょっと視界不良といった感じです。

1番期待されながらもしばらく勝てなかったのがレイデオロでした。だいぶ騒がれていましたが、個人的には大物産駒はこれからデビューなので心配ないと思っていました。そして7月後半に入ってマテンロウゴールドが新馬勝ち。新馬戦2着だったラケダイモーンも2戦目でしっかり勝ち上がりました。まだ産駒2勝は物足りないところはありますが、レイデオロ自身も10月デビューでしたしこれからでしょう。

そして1番の活躍を見せているのがスワーヴリチャードです。出走頭数31頭で10頭勝ち上がり。44戦11勝と出走約31%の馬が勝ち上がり、勝率も約25%と絶好調です。自身は中距離路線で活躍していましたが、産駒はスプリント路線から芝の中距離まで幅広い活躍を見せています。ハーツクライ産駒ですが、ハーツクライ産駒は配合次第ではダートでも1流クラスの馬を出しますし、スワーヴリチャードの祖母キャリアコレクションはダートのスプリント重賞を米国で勝利しています。ですから短い距離でも活躍できる下地はあったのかもしれません。スワーヴリチャード自身もダートでも十分走れたのかもしれませんね。

その他の種牡馬で行くと8月の最終週にニューイヤーズデイ、シュヴァルグランの産駒がJRA初勝利。個人的にはニューイヤーズデイ産駒が芝でしっかりと結果を残してくれたのが読み通りでシメシメという感じです。しかも高速決着になりやすい新潟の芝でしたし、やはり配合次第では芝でもやれる種牡馬ということですね。初勝利までは時間がかかりましたが2着、3着も多かったので時間の問題でした。

アルアインは産駒の勝利があるものの苦戦していますが、今後の見通しについては後日のブログで綴りたいと思います。

出走回数の割に苦戦を強いられているのがカリフォルニアクローム、サンダースノー。AEIも0.47、0.39と大苦戦中。どちらもドバイワールドカップの勝ち馬というのも共通。この辺りは日高と社台・ノーザン系の繁殖牝馬の質の違いもあるのかもしれませんね。サンダースノーはゴドルフィンのバックアップがあるのでどこかで上げて来るとは思いますが。

この世代の新種牡馬にはニューイヤーズデイ産駒のルフトクス(牝2/杉山晴)に出資していますし、1歳馬ではレイデオロ産駒のモアザンセイクリッドの22(牝1/小栗)にも出資しています。残念ながらスワーヴリチャードの産駒には出資していませんが、この好調を受けてどのクラブでも人気過剰気味なので、やはり新種牡馬は活躍する前から手をつけておかなければなりませんね。

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