昨日でJRAの3歳未勝利戦が終了。私の出資愛馬たちも一旦区切りを迎えました。毎年の目標として50%以上の勝ち上がりを掲げているのですが、まずはこの世代の馬の一覧を⏬
出資馬はキャロット、シルク、東サラの3クラブで9頭。結果は5頭/9頭勝ち上がりで見事に世代50%以上の勝ち上がりを達成しました👏
ちなみにキャロットのバロンゾラーレ(牝3/久保田)は未勝利なのですが、まだ抹消されておらず、クラブからは8月にこんなコメントが⏬
- 23/8/22 NF天栄トレッドミル調整を行っています。「先週に引き続き、トレッドミルを中心に体を動かしています。獣医師に診てもらっても明らかに悪いという指摘は受けませんでしたし、球節の状態は一時よりはいいかなと思えるのでそろそろ乗り出したいと思っています。クラブとも相談し、未勝利戦には間に合わないものの、今の時点で即判断とはせず、この後の状況を見ながら可能性を探っていこうという話になっています」(天栄担当者)
ということで未勝利ながら現役続行の意向の様子。ただ地方転出なのか1勝クラス挑戦なのかはまだ明確になっていません。
ということでもしかすると6頭勝ち上がりまで数が増える可能性がありますね。
既に未勝利引退が決まったのが3頭。
1頭目のラッフィナートはそもそも未出走。デビューに向けて乗り進めていた23年2月に調教中に骨折が発覚。重度の骨折で1年ほどの休養が必要となり引退となりました。ハービンジャー産駒でこの世代のキャロットの牡馬の中では期待していた馬だったのですが、育成段階から他の馬から遅れをとっていました。未デビュー引退はサパーダ以来でした。
2頭目もキャロットのハイアーレルム。こちらは最優先を使った馬でした。期待度はデビュー戦が菊花賞当日の阪神芝1,800m戦だったことからも高かったことが伺えますが、デビュー戦4着の後は下降線。キャリア終盤にスプリント戦に活路を見出そうとしますが、出遅れなどの不運もあり、出走が難しくなり引退。ハーツクライ産駒の牝馬は本当に難しいですね…
3頭目はシルクの抽優馬マローディープ。スクリーンヒーロー産駒でマイルから中距離での活躍を期待したのですが、母の影響が強く出ているのか、その路線では結果が残せずにあっさり去勢。ダートの1,200mを中心にレースに臨むことになって2着、3着がありましたが、最後の2戦は力及ばず掲示板を外してしまい引退。2着だったレースが首の上げ下げでハナ差負けだったのが悔やまれますね。
とりあえず勝ち上がった5頭とバロンゾラーレを合わせた6頭が2020年産では残りましたが、2勝目を挙げたのはキープスマイリング(牝3/武井)のみ。キープスマイリングは勝ち方からも2勝クラスでもやってくれそうですし、レッドシュヴェルト(牡3/尾関)も前走の3着で十分クラスの目処はついています。未勝利を勝ったばかりですがコスタレイ(牝3/池上)はまだまだ未完成の大器だと思います。良血ですし、直線の長いコースで弾けてくれるのでしっかりリフレッシュしながらステップアップしていって欲しいですね。
今年の3歳世代は勝ち上がりの目標は達成できましたが、春のクラシックへの出走というのは叶いませんでした。1番惜しかったのはフィリーズレビュー挑戦までは表明されていたハートループ(牝3/池添)ですが、鼻出血の兆候で回避。ただ2戦目がコントロールが効かずに大敗だったので挑戦していても厳しかったかもしれませんね。
現2歳世代は5頭。
2頭がデビューしましたがいずれも2着でした。ただ2頭とも十分次走で勝ち上がれそうな内容でしたし、秋に勝ち上がることができれば春のトライアルへの挑戦が可能ですから、この秋が最初の勝負ですね。そしておそらく次にデビューするのはルフトクス(牝2/杉山晴)でしょう。ゲート試験は合格済み。トレセンで調整中ですが、まだデビューできる体勢になるまでは時間を要しそう。ニューイヤーズデイ産駒で母父クロフネですが、芝でもやれるポテンシャルを感じて最優先を行使した馬。先日ニューイヤーズデイ産駒もJRA初勝利を挙げましたし、ファーストシーズンサイヤーの中でも上位。桜花賞に間に合って欲しいところです。
残りのシルクの2頭は頓挫。特にフルスコアはデビューも危うい状況なのですが、いまだに手術の予定も立たない状況。ストロングタイズもデビューが遅れることは確実。この世代で50%以上の勝ち上がりを目指すにはベストミーエヴァー、ヴィントシュティレ、ルフトクスの活躍しかあり得なさそうです。
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