おはようございます。
今回は3/10〜16で開催されたティレーノ・アドレアティコの結果についてです。こちらにはジロ・デ・イタリアを目指す選手や多くのスプリンターが参加していました。
主な選手では2018〜20年のツールドフランス王者が参戦しています。ゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアーズ)、エガン・ベルナル(イネオス・グレナディアーズ)、タディ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)、直前のストラーデ・ビアンケを勝ったマチュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス)、世界王者ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク)、コロナから復帰のペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)などかなり豪華できりがありません。
ステージごとの結果は…
S1 ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ)
S2 ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク)
S3 マチュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス)
S4 ダディ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)
S5 マチュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス)
S6 マッズ・ウルスシュミット(イスラエル・スタートアップネイション)
S7 ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ)*個人TT
総合順位
優勝:ダディ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)
2位:ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ)
3位:ミケル・ランダ(バーレーン・ヴィクトリアス)
ポイント賞
ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ)
山岳賞
ダディ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)
ヤングライダー賞
ダディ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)
総合敢闘賞
マチュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス)
ステージも各賞も個人順位もスターばかりです。ポガチャルはUAEツアーに続いてのステージレース優勝です。これでまだ22歳ですから、グランツール全てを制するのもそう遠くない未来に訪れるかもしれません。驚いたのはファンアールトです。クラシックレーサーだったのが去年のツールでも山岳でアシストをこなしたりとステージレーサーへの進歩を遂げていると思っていましたが、ポガチャルと唯一良い勝負をしていました。厳しい山岳ではポガチャルが優位でしょうが、十分ステージレーサーとしても戦えることも証明しました。マチューは第5ステージーでハンガーノックになりながらも勝利を決めました。残り50km以上ある中を独走して、最後はポガチャルを凌ぐというレースぶりは胸を打つものがありました。今日はミラノ〜サンレモでその激走が見られそうです!