2023年東サラ1歳馬上位評価馬の状況【レッドファンタジア、ラストグルーヴ】

今年の東サラの募集ではレッドジェノヴァの22に申し込んだものの落選で、2年連続で出資馬無しという状況に。ただ、上位評価した馬については今後も追っていきたいなぁと思い、今回は上位5頭の現状について見てみたいと思います。

レッドネオス レッドファンタジアの22(父レイデオロ)

2023.9.5

育成先のノーザンファーム空港へ移動しました。

2023.8.31 馬体重:446キロ
夜間放牧を継続しながら、鞍付け、馬房での跨りなど、初期馴致を進めています。体高のある、ゆったりとした馬体の持ち主で、放牧地での動きは、やや鈍重にも映るのですが、跳びが大きいためか、仲間に先んじて目的地に到達している光景を、よく見かけています。穏やかで、常に落ち着き払っている若駒。仲間たちとも、上手に付き合えています。体高から考えて、もう少し幅が欲しいところですが、今後、本格的なトレーニングを重ねていけば、必要な部分に、良質な筋肉が付いてくるはずです。

東サラのこの時期のコメントは話半分くらいで聞いていた方が良いのですが、鈍重というワードは非常に気になりますね…馬体もまだまだ物足りない感じ。個人的な想定では500kgも超えてくると想定していたのですが意外と伸びが悪いですね。

ルージュレアリーズ ラストグルーヴの22(父レイデオロ)

2023.8.31

馬体重:437キロ
8月23日にノーザンファームイヤリングから当場へ移動してきました。この後は、馴致を完了させ、ロンギ場での乗り運動に入っていく予定ですが、現時点での身のこなしを見ると、しなやかというよりは、力強さに優れたタイプという印象を受けています。また、飛節の伸びが良く、いかにもスピード能力が高そうです。大人しく、素直な牝駒ですが、時折、この母系らしい気持ちの強さを垣間見せる点は、競走馬としてのプラス材料となるはず。肩の傾斜角度が良く、背中から腰にかけてのラインも、とても綺麗です。

こちらは想定460kg前後だったので順調なペースで体重も増えている様子。特にマイナスなコメントも無く、評価も高そうです。そりゃ6,000万円の牝馬ですからね。

ルージュラティーナ レッドジェノヴァの22(父サトノダイヤモンド)

2023.8.31 馬体重:470キロ
馬体にゆとりを持たせることも意識しながら、昼夜放牧を継続しています。また、初期馴致も進めていて、サイドレーンを装着してのウォーキングマシン、厩舎棟の廊下を使用した騎乗歩行などをおこなっています。馬格があり、胸部、トモの厚みも十分ですが、重苦しいところはなく、しなやかさも感じる、伸びやかな動きを見せています。決して勝ち気なタイプではないのですが、仲間たちからの信望が厚く、優れたリーダーシップを発揮しています。奥も深そうで、今後の成長が楽しみな素質馬です。

こちらは私が申し込んで外れた馬。まだ育成場へ移動していないようですね。成長も順調。仲間たちからの信頼とか見ていてわかるものなんですかね?

レッドインタクト インランジェリーの22(父サートゥルナーリア)

2023.9.4

本日、社台クリニックにて左飛節の関節内に確認されたOCD片の摘出手術をおこない、無事に終了しています。舎飼での経過観察後、引き運動から放牧へと移行していく予定です。また現在、右前肢は跛行していませんが、念のためクリニックの大型レントゲンを使用しての検査を実施。肘、肩と撮影しましたが異常所見はありませんでした。今回の手術の休養期間を経て、段階を踏みながら馴致を進めていくこととなります。

2023.8.31 馬体重:409キロ
左前蹄の砂のぼりの症状は落ち着いたのですが、その後に右前肢の跛行、さらには左球節の状態にも気になるところがあり、四肢の検査をおこないました。その結果、左飛節の関節内にOCD片が確認され、近日中に社台クリニックにおいて、摘出手術を受ける予定となっています。舎飼が続いたため、思うように身体を動かせないストレスが溜まっているとは思いますが、馬房で落ち着きを保っていることは、とても心強い材料。手術後は、慎重に経過を観察しながら、立て直しに専念していきます。

こちらは頓挫。OCDということで重症ではないですが、デビューは確実に遅れそうですし、どうも脚元がモヤモヤしてますね。馬体重も全然増えていないのが気がかりです。

ルージュサンセール ジョリージョコンドの22(父サートゥルナーリア)

馬体重:426キロ
豊富な運動量を確保しながら、心身の成長を促すことを目的に、じっくりと昼夜放牧を継続しています。まだ緩さがあり、前後の連動性など、改善すべきポイントも多々ありますが、伸びやかな身のこなしには、豊かな才能を感じています。気性はおっとりとしていますが、立ち回りの上手さも保持していて、揉め事には首を突っ込まず、気の合う仲間たちと、和気あいあいとやっている姿が印象的です。多少、時間はかかるかもしれませんが、磨けば、確実に光るタイプ。大仕事を成し遂げることを期待しています。

コメントからもあるようにちょっと時間はかかりそうですね。育成場への移動もまだですね。血統は良いのですが、ファストアプローチ以降の産駒がイマイチな母の産駒。新種牡馬を迎えてどうなるか?

こう見ると高評価&高額だったレッドファンタジアの22、ラストグルーヴの22は比較的順調な様子。2頭ともきょうだいが重賞勝ち馬ですし、元々の期待度も高い馬たちですからね💡ただ何度も言うように東サラで求めているのがコスパ💰ダート、短距離で活躍してくれるようなマイナー種牡馬の産駒の方を求めているんですよね。とは言いつつ今年はサトノダイヤモンド産駒のレッドジェノヴァの22に申し込んでいましたが、こちらは値段が安かったですからね😅

久保木正則の穴党競馬読本 [ 久保木正則 ]
価格:1,980円

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です