先週はクラシックの最終戦菊花賞が久しぶりに京都競馬場で開催されました。2年前にはヴァイスメテオールが出走してくれたレースですね。
富士ステークス 東京 芝1,600m
勝ったのはモレイラ騎手騎乗の1番人気ナミュール(牝4/高野)でした。道中後方から直線では馬場の真ん中に持ち出すと力強く抜け出して昨年のチューリップ賞に続いての重賞2勝目となりました。
この血統はキャロットでもおなじみのキョウエイマーチから連なる一族。半妹ラヴェルも重賞を勝っていますがアルテミスS以来は尻すぼみ。本馬もチューリップ賞以来の勝利となりました。昨年の牝馬3冠路線では桜花賞の10着はありましたが、オークス3着、秋華賞2着と距離が伸びて結果が出ました。古馬になってからはヴィクトリアマイル、安田記念と敗戦しましたが、秋初戦での勝利。これでマイルCSに弾みをつけることができます。
モレイラ騎手もレーベンスティールのセントライト記念に続いての今年のJRA重賞制覇。まだ愛馬に騎乗したことはありませんが、この秋に乗ってくれたりしないかな🤔
菊花賞 京都 芝3,000m
勝ったのはルメール騎手騎乗の4番人気ドゥレッツア(牡3/尾関)でした。大外17番枠でしたが、1週目のスタンド前で先頭に立ち、一旦は先頭を譲りますが、直線では再び早めに先頭。内からタスティエーラ、外からソールオリエンスが脚を伸ばしますが、全く勢い衰えず楽勝でした。これで未勝利戦からの5連勝で菊花賞制覇となりました。
父ドゥラメンテ母モアザンセイクリッドという血統。母はオーストラリア産🇦🇺のニュージーランドオークス馬🇳🇿。ちなみに今年シルクで募集されていて全く人気の無かった出資馬モアザンセイクリッドの22(牝1/小栗)の半兄になりますね✨
父ドゥラメンテにとってはタイトルホルダーに続いて2頭目の菊花賞馬が誕生しました。そして前週のリバティアイランドに続いての産駒G1制覇。今年はリバティアイランド、シャンパンカラー、そしてドゥレッツアと3歳限定G1の7つのうち5つを制覇したことになりますね。しかもノーザンF生産でクラブの馬ですから、社台Gとしても種牡馬としての後継馬も確保できたと言えるかもしれませんね💡
しかし長距離で逃げさせたらルメール騎手は恐ろしいですね…正直逃げた瞬間にこれは勝ったんじゃ?と思いました。
別々の皐月賞馬、ダービー馬が菊花賞に参戦するなんて久々じゃないかなぁ?と思っていましたが23年ぶりのことらしいですね。そして結果は皐月賞にもダービーにも出走していない上がり馬が制したという平成の競馬のような結果になりましたね。でもこうやってクラシック3冠に皆勤してくれたソールオリエンス、タスティエーラの2頭のG1馬も立派ですね。今の時代、3,000mの菊花賞に3冠がかかっている訳でもないのに出走してくれるのは珍しいことですし、おそらく古馬の層が厚いのでしっかりと世代限定戦で賞金を獲得しておきたいというノーザン/社台の戦略もあったのでしょうね。
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