今年のロードの募集が開始となり申し込みは11/27(月)までとなっています。
毎年カタログだけは取り寄せているのですが、本当にブレないですね…毎年同じ表紙という、圧倒的な経費削減w
今回は34頭の募集のうち11頭がロードカナロア産駒ということで約1/3を占めますから圧倒的な偏りを見せている種牡馬の内訳です。
他の種牡馬の内訳はだいたいノーザン系クラブと同じですが、ダノンバラード、ウインブライトは日高という感じがしますし、どちらかと言えば岡田Gを彷彿とさせますね。
Authentic、City of Lightと外国種牡馬の産駒もいますね💡
そんな中で高評価(動画は全く見ていませんが…)した馬をピックアップしました。
単純にポイントだけだとトップには2頭が並びました。
8.スピニングワイルドキャットの22と16.キャトルフィーユの22です。スピニングワイルドキャットの22の全兄はダノンスマッシュがいるという良血。同じく全兄のロードシャムロックもマイルで3勝していますし、本馬も短距離路線での活躍が期待されるところです。なぜ長谷川厩舎なのか?というところはありますが、馬体面でも問題になるようなところはありません。4,500万円という募集価格は牝馬では高額であり、ロード全体を見た時にそんなに走る価格帯では無いのが気がかりです。
キャトルフィーユの22の半兄ロードプレジールは芝の中距離で3勝。母もクイーンSを制して、エリザベス女王杯、ヴィクトリアマイルで5着の実績があります。5月中旬の生まれなのですが、すでに十分な馬格を持っています。父エピファネイアということですから中距離路線を目指して行くということでしょう。生まれを考えても早期からという感じではないと思いますが成長が楽しみです。こちらも4,500万円の募集価格で高額ですが、厩舎も杉山晴厩舎ですから期待の表れでしょう。
その近親。母同士が姉妹の17.エンジェルフェイスの22も高評価。こちらは牝馬で良績が残るキズナ産駒です。半兄ロードレゼルは青葉賞2着でダービーにも挑戦した素質馬です。馬格は450kgそこそこなので上述の2頭よりは小柄ですが牝馬なら標準的。しかも厩舎が中内田厩舎ということで大きなところを狙っているのでしょう。こちらも募集価格4,500万円です。
ここまで牝馬が上位でしたが、牡馬のトップは1.イトワズマジックの22がランクインしました。6,600万円と今回の募集馬の中では1番の高額馬。ロードのロードカナロア産駒は走らないというジンクスはありますが、近親にはG1馬だらけの超良血。祖母はアイルランド🇮🇪、フランス🇫🇷の2歳牝馬チャンピオン&アイルランド3歳牝馬チャンピオンに輝きました。2歳の全兄はダート1,800mで勝ち上がり。芝の新馬戦では2着でしたがタイム差はありませんでしたし、血統的にも芝向きでしょう。兄と同じく友道厩舎というのも心強いです。あとはお財布との相談ですね…
ただ個人的にはロードで狙いたいのはセール出身馬。ケイアイファーム生産馬より圧倒的にコスパが高く、重賞戦線でも活躍してくれるのがロードのセール出身馬です。そこで今回のセール出身馬でトップの評価だったのがバンブー牧場生産の31.クライフターンの22でした。募集価格も2,000万円と牡馬で手頃ですが、馬体面では問題なし。胸囲も180cmと上位ですから、心肺機能も高そうです。祖母のルージュバンブーは桜花賞、オークスにも出走した馬。そこにバンブーエールを種付けするというのが渋いですし、さすがバンブー牧場という感じですが、そこに父としてビッグアーサーを迎えたのが本馬です。ダートの短距離路線でもやっていけそうですから、勝ち上がれば長く楽しめそうです。