先週は3歳馬にとってはトライアルではないものの非常に重要なレースであるクイーンCと共同通信杯が東京競馬場で開催💡
クイーンカップ 東京 芝1,600m
勝ったのは川田騎手騎乗の1番人気クイーンズウォーク(牝3/中内田)でした。サンデー、キャロット、シルク、東サラと各クラブの期待の牝馬が集まったレースでしたが、勝ったのはやはりサンデーの本馬でした。
父キズナ、母ウェイヴェルアべニューという血統。半兄は朝日杯FSを制して種牡馬入りしたグレナディアガーズで、母自身もBCフィリー&メアスプリントでG1を制している馬。牝馬ながら500kgを超える大型馬で、短めの方が合っているような気もするのですが…ちょっと同じ父のソングラインが被ります。
川田騎手はコメントで別にマイルを使いたい訳ではなくて、タイミング的にここだったから出走したと残していましたが、しっかりと結果を残してクラシックに名乗りをあげましたね。しかしまたサンデーの馬…牝馬だけでもレガレイラ(皐月賞へ)、アスコリピチェーノ、チェルヴィニアもいますからね。これはサンデーRの大運動会になりそうな感じ。コメント的にはオークスが本線なんでしょうかね?
共同通信杯 東京 芝1,800m
勝ったのは戸崎騎手騎乗の4番人気ジャスティンミラノ(牡3/友道)でした。3コーナーでは2番手につけて最後の直線でも1番人気のジャンタルマンタルの追撃を退けてデビュー2戦2勝としました。
父キズナ 母マーゴットディドという血統。母は英国G1ナンソープSの覇者のスプリンターで半姉のMission Impassibleもサンドリンガム賞で重賞を制しています。連日のキズナ産駒の重賞制覇。3歳世代はエピファネイアが好調でしたが、キズナ産駒もここに来て台頭してきました。牡馬ではG1を勝つ大物がまだ出ていないですが時間の問題でしょう。
2023年最優秀2歳牡馬のジャンタルマンタルはクラシックの前哨戦とはいえ初の敗北を喫してしまいました。東京競馬場は初参戦でヨーイドンの上がり勝負は厳しかったですかね。それでも2着には来たので次がどうなるかですね。
京都記念 京都 芝2,200m
勝ったのは池添騎手騎乗の3番人気ブラダリア(牡5/池添学)でした。中団追走から直線で外に持ち出されるとべラジオオペラとの叩き合いを制して重賞3勝目。しかも青葉賞、京都大賞典、京都記念と全てG2のタイトルです。
血統は過去にも触れているので割愛しますが、父ディープインパクトの産駒は2010年のデビューから15年連続の重賞制覇となりました。ブラダリア自身も3歳、4歳、5歳と息の長い活躍を見せてくれています。
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