ダートグレード競走振り返り【クイーン賞 & 佐賀記念 & 雲取賞】

  • 2024年2月14日
  • 競馬

2月頭は交流重賞が立て続けに開催されたのでその振り返りです💡

昨年の11月に前回のクイーン賞は開催されましたが、今年から体系が変更になるということで、TCK女王盃が兵庫女王盃となり、4月開催となり2月に再び行われることに。今回だけ特別に2023年のクイーン賞5着以内の馬に優先出走権があったとのこと。

勝ったのは菱田騎手騎乗のJRAのアーテルアストレア(牝5/橋口)でした。レディースプレリュードを勝った時は菱田騎手の負傷で武豊騎手に乗り替わりでしたが、ここは菱田騎手に手が戻って重賞2勝目となりました。

リーチザクラウンはコツコツとダートで良い産駒を出してますね!クラウンプライドはサウジCに登録していますし、UAE、韓国では勝利。本馬も交流重賞を2勝。G1タイトルを獲得できる馬も出てきてくれると良いですね✨種付け価格50万円ですが、夢を見れる種牡馬ですね。

今年はJBCクラシックが佐賀競馬場で行われるということで同じ距離のこのレースはある意味前哨戦というところでしたが、勝ったのは武豊騎手騎乗の2番人気ノットゥルノ(牡5/音無)でした。先行争いが激しいレースでしたが外から力強く差し切って59kgながら力の違うところを見せつけました。

父ハーツクライで祖母Desert StormrはBCスプリントの勝ち馬で、近親のBetter LuckyもG1を2勝しています。下河辺牧場生産のセレクトセール出身馬で4,730万円で金子真人オーナーに購入されました。いやーノーザンF以外の生産馬をこうやってセール当てるんですから恐ろしいですね。金子オーナーの馬を見る目は…もちろん下河辺牧場生産馬なんで良い血統の馬なのは間違い無いですけどね。

これで2022年のジャパンダートダービー以来の勝利。その間もG1での2着が2回あって戦ってきた相手がここでは違いましたね。秋の舞台でも佐賀で見られるのでは無いでしょうか?

羽田盃に向けての重要な前哨戦を制したのはJRAから参戦のブルーサン(牡3/川村)でした。スタートでアマンテビアンコが躓きヒヤッとしましたが、ブルーサンはすんなり先頭に立ち、2番手に圧倒的人気のイーグルノワールという展開に。4コーナーでイーグルノワールの方が手応えが怪しくなると、ブルーサンの独走。2着にアマンテビアンコが追い込んで入線し、この2頭がJRA勢として羽田盃への優先出走権を獲得しました。

父モーニンにとっては産駒の交流重賞制覇は初。地味な種牡馬ですがフェブラリーSでは大変お世話になったのを思い出します。母系からは近親にリュウノユキナが出ており、地方のダートが合っていそうな血統構成でもあります。

JRA勢は5着以内の上位2頭に羽田盃への優先出走権が付与されるということで、まさかの全日本2歳優駿2着のイーグルノワールが権利を得ることができませんでした。

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