キャロットの再募集&追加募集馬の情報が公開となりました。詳しい手術歴などが公開されましたが、ココシュニックの22のみが該当しており、それ以外の馬は特に記載無し。ということは馬体が小さいことが原因だったのか?
まず全馬のポイントを出すとこうなりました⬇️
血統面を大きく考慮しているので良血、近親に活躍馬が多い場合にはどんどん高ポイントを獲得しますが、97 シーリアの22が圧倒的1位となりました。
父のポテンシャルはまだ疑問符は付きますが母系が十分過ぎるくらいカバーしてくれそう。母シーリアはJRA2勝ですが、祖母はなんといってもシーザリオ。そしてシーザリオ系の馬は牡馬に活躍馬が多いのも特徴。森一誠新調教師の管理馬となりますが、未知数の調教師ながらこれだけの血統馬を預けられるということは期待も高いのでしょう。馬体面の数値も問題なし。坂路のタイムは3F 46.1と上位3番手で5月、6月の移動を見据えているので秋にはデビューできそうです。最終的にはダート馬になっている可能性も?この血統だと仮に本募集なら母優先を持っていないとなかなか出資は厳しそうですから、追加募集に回ってくれたのは母非出資者からるすとラッキーかも?
2番手評価は43 ココシュニックの22。唯一の再募集馬になります。新種牡馬アドマイヤマーズの産駒になりますが、ここがどうか?という一つのポイント。マイラーの父でしたしマイル前後が適正範囲となりそうですが、コメントではダート馬のような点も指摘。そうなるとちょっと物足りない馬体かもしれません。血統的には評価できるのですが、最近の母の産駒成績が下降気味というのが気掛かりです。
3番手評価は101 マイティースルーの22。ルーラーシップ産駒のパッシングスルー、ドリームジャーニー産駒のスルーセブンシーズが重賞勝ち。ゴールドアリュール産駒のシェダルもJRA4勝と素晴らしい繁殖能力を持つ母の10番目の産駒。微妙な父からでも活躍馬が出ているのは心強いのですが、悩ませるのが父リアルインパクト。ここまでの産駒JRA重賞勝利は2頭(ラウダシオンとモズメイメイ)で4勝と寂しい成績。短距離型のディープ産駒という特徴を持っているのですが、どうもパッとしない中で、この母ですからどちらに転ぶのか?あと走り方もどうも後肢の使い方がおかしいような気もしますが、タイムは上々なので鍛えたらもっと良くなる?ただ西園翔太調教師はグランデフィオーレを3年ぶりの勝利に導いてくれたので応援したいところ。
以下98 ユールフェストの22、99 プラチナブロンドの22、100 リンフォルツァンドの22、102 スーブレッドの22と続きます。
意外と良血のリンフォルツァンドの22の数字が伸びませんでした。ちょっと母が若過ぎるのと坂口智康調教師の成績がイマイチというところが大きく響いています。馬体も腰高でこれから良くなってくる馬でしょうから時間はかかりそうです。
年平均で50万円を出資金の目安にしているのですが、2021年産が大幅に少なかったので2年平均で見るとあと15万円程の余裕はあります。ただシルクの追加募集が実績を考えると大事ですから、うまく調整する必要はありますね。
正直な感想は、なんとも微妙。ただキャロットの追加募集も勝ち上がり率は優秀ですし、近年ではレーベンスティールが重賞を勝利していますから大物も含まれていることがあります。ただレーベンスティールはセール購入馬でしたからね…
そう考えると早くシルクの追加募集のリストを見たいですね。シルクは実績制の問題もあり、追加募集でも出資は難しいですが、実績を積みたいのはシルクなので、できれば4/9中にはシルクの追加募集の情報公開になることを期待したいですね。
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